山田礼子

山田礼子：日本の声優、女優、演出家

山田礼子（やまだ れいこ）は、1948年12月29日生まれの日本の女性声優、女優、演出家です。熊本県出身で、リベルタに所属しています。彼女は、長いキャリアを持つ声優として、多くのアニメ作品に出演しており、特に『サザエさん』や『うる星やつら』などで知られています。

略歴

彼女は共立女子短期大学を卒業後、熊本放送で働きました。その後、東京アナウンス学院の2期生として入学し、1973年に卒業。卒業後は、同期生と共に劇団ぐるーぷえいとを結成し、塩見龍介と早野寿郎の指導を受けながら活動しました。彼女は、塩見と早野の死去後も団体の代表として活躍し、1993年までその役割を担いました。

声優としての代表作には、『サザエさん』のお軽やラムのママをはじめ、『ハイカラさんが通る』の如月などがあります。1989年度には、ぐるーぷえいと公演『女の声』で第44回文化庁芸術祭賞の演劇部門を受賞するなど、高く評価されました。1994年にはクモ膜下出血で倒れ、右半身に麻痺が残りましたが、3か月後には声優として復帰しました。ただし、舞台には再び出ることには慎重で、自身の体が自由に動けるようになるまでの間、演出家としての活動に注力しました。

2020年以降は『サザエさん』での役割を徐々に降板し、タケオ役は三日尻望、またお軽役は駒塚由衣にそれぞれ交代しました。

人物像

声種はアルトで、特技として熊本弁や鹿児島弁を持っています。また、彼女は声優仲間の清川元夢と親しい関係にあり、清川が主催する劇団に参加していました。さらに、その付属養成所である声優塾D.D.では代表を務めており、新たな声優を育成する活動にも力を入れています。

代表的な出演作品

テレビアニメ

• - サザエさん（お軽、裏のお婆さん、タケオなど）
• - うる星やつら（ラムのママ）
• - ハイカラさんが通る（如月）
• - ちびまる子ちゃん（やせたおばあさん）
• - 美少女戦士セーラームーン（キガーン）

劇場アニメ

• - うる星やつらシリーズ（ラムのママ）

OVA

• - 華星夜曲（花艶楼のおかみ）

吹き替え

山田はまた、さまざまな海外映画やドラマにおいても吹き替えの声優として活動しています。例えば、『エレファント・マン』や『刑事コロンボ』シリーズなど、多数の作品でその声を聴くことができます。

山田礼子は、その幅広い活動を通じて日本のエンターテインメントに多大なる貢献をしてきました。今後も彼女の活躍に注目が集まります。

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