山田秋親

山田 秋親（やまだ あきちか）

山田秋親は1978年9月19日生まれの元プロ野球選手で、京都府京都市が出身地です。彼は投手として活躍し、大学野球監督としても知られています。基本的には右投右打の選手でありましたが、彼の投球センスと迅速な球速は多くのファンを魅了しました。特に2010年から2012年の間に使用していた登録名「秋親」でも知られています。

経歴

プロ入り前

山田選手は北嵯峨高校に進学し、高校時代に注目を集めました。夏の府大会では62奪三振を記録し、その結果第78回全国高等学校野球選手権大会に出場。彼はその後、立命館大学に進学し、2年生の秋には初登板で完投勝利を達成しました。さらに、3年春には関学大戦でノーヒットノーランを達成し、大学選手権では153kmの速球を記録しました。このような素晴らしい成績により、彼は2000年のシドニーオリンピックにも出場。大学時代には関西学生リーグで通算17勝6敗、防御率0.91を記録し、最優秀選手や最優秀投手に選ばれるなど、多くの栄誉を受けました。

その実績から、2000年のドラフト会議で福岡ダイエーホークス（現在の福岡ソフトバンクホークス）に指名され、プロの道を歩むことになりました。

ダイエー・ソフトバンク時代

プロ入りした2001年、山田選手は新人ながら開幕ローテーションに名を連ね、初登板で初勝利を挙げます。しかし、その後はしばらく不振が続き、1年目のシーズンをもって振るわない成績で終えました。2002年も同様の結果となり、次第に先発から外れ、リリーフとして登板する日々が続きました。2004年からは抑え投手として活躍する場面も見られましたが、故障に悩まされるシーズンが続き、登板数が減っていきます。2008年オフにはホークスから戦力外通告を受け、彼は現役を続行すべく手術を受けました。

独立リーグ時代

その後、山田選手は2009年に四国・九州アイランドリーグの福岡レッドワーブラーズに加入。彼はここで新たな挑戦を始め、5試合に登板しました。NPB復帰を目指し、合同トライアウトにも参加し、千葉ロッテマリーンズとの契約が結ばれました。

ロッテ時代

2010年にはロッテに加入し、再びプロの舞台でも活躍を始めます。5月には2073日ぶりとなる勝利[[投手]]に記録され、その後のシーズンも好調を維持します。しかし、2011年以降は1軍登板が無く、2012年に再び戦力外通告を受けることになりました。

クラブチーム時代

ロッテ退団後は、ミキハウスREDSに入団し、好投を見せました。また、社会人野球としての活動を通じて、彼は再び人材育成にも関わることとなります。2017年からはびわこ成蹊スポーツ大学の投手コーチ、その後ヘッドコーチを経て2021年から監督に就任しました。

詳細情報

通算成績を見てみると、山田選手はNPBでしっかりとした実績を残し、特筆すべきは投手成績です。特に初登板では大阪近鉄バファローズを相手に7回を投げての初勝利を飾るなど、彼のキャリアは多くのドラマに満ちています。今後も若手選手の育成に携わり、次世代の才能を支える議論が期待されます。

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