山陽須磨駅

山陽須磨駅

概要

山陽須磨駅は、兵庫県神戸市須磨区須磨浦通五丁目に位置する山陽電気鉄道本線の駅です。駅番号はSY06で、全ての列車が停車します。日中は普通列車と特急列車の接続が霞ヶ丘駅で行われ、運行効率の改善に貢献しています。また、朝夕ラッシュ時間帯には、山陽須磨駅で普通列車と特急列車の接続が行われています。

歴史

山陽須磨駅の歴史は古く、1910年3月15日、兵庫電気軌道の須磨終点駅として開業しました。当初は仮駅でしたが、同年7月には現在地に移転し、「須磨駅」と改称されました。その後、路線延伸や合併などを経て、1991年4月7日に現在の「山陽須磨駅」に改称されました。

1945年には上り線が高架化され、1947年には下り線も高架化が完了しました。また、1968年には神戸高速鉄道の開業により阪神・阪急からの乗り入れが始まり、さらに1995年の阪神・淡路大震災では被災し、一時営業を中止しましたが、同年4月に運転を再開しました。1998年には阪急からの乗り入れが中止されました。

駅周辺には、1968年まで神戸市電が乗り入れており、「須磨駅前」電停として市電網の西端を担っていました。

駅構造

山陽須磨駅は島式2面4線の高架駅で、改札口は1ヶ所です。改札階は1階にあり、2階のホームに繋がっています。2番線と3番線が主本線、1番線と4番線が待避線となっています。かつては東側にも渡り線があり、2番線から大阪方面への出発も可能でしたが、現在は撤去されています。

利用状況

2022年度の1日あたりの乗車人員は1,767人です。山陽電鉄全49駅中では比較的利用客の少ない駅となっています。これは、近隣のJR須磨駅や国道2号の近接、板宿駅や月見山駅などの存在、そしてラッシュ時間帯以外に直通特急が停車しない滝の茶屋駅などの影響が考えられます。

アクセス

山陽須磨駅へは、山陽電気鉄道本線を利用します。駅周辺にはバス路線も整備されています。駅周辺には、住宅街が広がり、商業施設や飲食店なども点在しています。駅周辺には、須磨海岸や須磨浦公園などの観光地も比較的近い距離に位置しています。

隣の駅

その他

現在、エスカレーターやエレベーターは設置されていません。ベビーカーや車椅子、身体障害のある方は利用に注意が必要です。また、かつて山陽須磨駅と山陽塩屋駅の間には、一ノ谷駅、敦盛塚駅、境浜駅、東塩屋駅が存在していました。

山陽須磨駅は、長い歴史と地域住民の生活を支える重要な交通拠点として、今後も地域の活性化に貢献していくことが期待されます。

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