岐北厚生病院

岐北厚生病院について

岐北厚生病院は、岐阜県山県市に位置する、地域医療を支える中核的な病院です。JA岐阜厚生連によって運営され、「岐北病院」の通称で親しまれています。

概要

この病院は、26の診療科と284床の病床（一般144床、療養54床、地域包括ケア58床、緩和28床）を有し、山県市における主要な医療機関としての役割を担っています。臨床研修指定病院であり、岐阜県知事によって救急指定病院にも指定されています。山県市唯一の病院として、山県市、関市西部、岐阜市北東部の地域医療を支える重要な拠点となっています。

診療面では、特に乳癌診療を中心とした乳腺外来に注力しており、乳腺血管造影検査など特殊な検査も実施しています。また、痔疾患を中心とした肛門科の専門治療も提供しています。

設備面においては、MRIやマンモグラフィなどの高度医療機器を備え、質の高い医療を提供しています。さらに、ケアプランセンターや訪問看護ステーションを併設し、在宅介護支援にも力を入れています。

地域連携室の設置を通じて、地域の医療機関との連携を強化し、開放型病床も8床備えています。1998年に発生した異型輸血事故に関する検証本「こうして事故は起こった －岐北厚生病院・異型輸血事故の検証」は、医療におけるリスクマネジメントを考える上で重要な資料として評価されています。

沿革

1951年（昭和26年）：山県病院として開設。
1972年（昭和47年）：岐北病院に改称。
1979年（昭和54年）：岐北総合病院に改称。
2003年（平成15年）：岐北厚生病院に改称。
2020年（令和2年）9月：新築された南棟での診療を開始。

診療科

内科
外科
整形外科
脳神経外科
皮膚科
泌尿器科
眼科
耳鼻咽喉科
婦人科
小児科
麻酔科
放射線科
リハビリテーション科
病理診断科
歯科
精神科
肛門科
乳腺外科
循環器内科
消化器内科
呼吸器内科
血液内科
腎臓内科
糖尿病内分泌内科
神経内科
緩和ケア内科

専門外来

乳腺外来（外科）

交通アクセス

最寄りのバス停

岐阜市コミュニティバス「みわっこバス」：「岐北厚生病院」バス停下車。
山県市コミュニティバス「ハーバス」大桑線・伊自良線：「岐北厚生病院」バス停下車。
岐阜バス岐阜高富線・岐北線ほか：「岐北厚生病院」バス停下車。

JR岐阜駅・名鉄岐阜駅からのアクセス

JR岐阜駅バスターミナル（岐阜駅北口）12番のりば、または名鉄岐阜のりば（名鉄岐阜駅神田町通り）4番のりばから、以下の各線で約30分。
岐阜高富線：「山県バスターミナル」「山県市役所前」行き
岐北線：「谷合」「塩後」「山県高校」行き
高美線：「中濃庁舎」行き
岐阜板取線：「ほらどキウイプラザ」行き
岐阜女子大線：「岐阜女子大学」行き

出典

岐北厚生病院が建て替えへ - 山県市公式サイト
岐北厚生病院新館完成 - 中日新聞
岐北厚生病院施設整備事業広報誌1「青空」2021年秋号 - 公式サイト
岐北厚生病院施設整備事業広報誌2「青空」2021年夏号 - 公式サイト
岐北厚生病院施設整備事業広報誌3「青空」2020年夏号 - 公式サイト

外部リンク

岐北厚生病院
JA岐阜厚生連

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