名鉄岐阜のりば

名鉄岐阜のりば：岐阜市の主要バスターミナル

名鉄岐阜のりばは、岐阜県岐阜市神田町にある岐阜バスの主要なバスターミナルです。名鉄岐阜駅西側に位置し、国道157号線沿いに設けられています。かつては「新岐阜のりば」と呼ばれていましたが、2005年に現在の名称に変更されました。

規模と構造

このバスターミナルは、南行きと北行きの2つのエリアに分かれており、合計8つの乗り場があります。南行きのエリアには2ヶ所の降車場と3ヶ所の乗車場があり、マクドナルド新岐阜駅前店や複数の金融機関の近くにあります。北行きのエリアは乗車場のみで、降車場は便宜上6番乗り場が使用されています。

バスロケーションシステムと情報提供

岐阜市のオムニバスタウン構想の一環として、2007年3月29日にバスロケーションシステムが導入され、乗客はリアルタイムでバスの到着状況を確認できます。その後、2015年にはシステムが更新され、より精度の高い情報提供が行われています。2008年4月1日からは、名鉄岐阜のりばとJR[[岐阜駅バスターミナル]]を経由するバスの行き先表示に電車のマークが表示されるようになりました。

名鉄岐阜のりばと岐阜バスターミナル

名鉄岐阜駅周辺には、「名鉄岐阜のりば」と「岐阜バスターミナル」の2つのバスターミナルが存在します。両者は名称が似ているため注意が必要です。「岐阜バスターミナル」は名鉄岐阜駅前を始発とする路線の乗り場として駅の南西側に設置されており、2024年9月30日に廃止されました。「名鉄岐阜のりば」は名鉄岐阜駅前を始発としない路線の乗降場として利用されています。両ターミナルは、名鉄岐阜のりば1番乗り場のほぼ正面に位置していました。2012年のダイヤ改正以降、岐阜バスターミナル始発で名鉄岐阜のりばを経由する路線は、当のりばに停車するようになりました。岐阜バスターミナルの廃止に伴い、一部路線が名鉄岐阜のりば発着に変更されました。

各乗り場の路線概要（2024年10月現在）

各乗り場には、市内中心部から郊外、近隣市町村に至る様々な路線が乗り入れています。以下に、主な路線を乗り場ごとに示します。

1番のりば: 県庁、六条大溝町方面（県庁方面、大学方面、工業団地方面など）
2番のりば: 柳津、岐南、茜部、加納駅前方面（住宅街、商業施設、工業団地方面など）
3番のりば: 市民病院、鏡島方面（病院、住宅街方面など）
4番のりば: 岐阜公園、長良橋、三田洞、高富方面（観光地、住宅街、近郊都市方面など）
5番のりば: 金華橋通り柳ヶ瀬、北方町、忠節橋・金華橋、大縄場大橋方面（商業地域、住宅街、近隣市町村方面など）
6番のりば: 北一色、各務原方面（住宅街、近隣市町村、高速バス方面など）

歴史と周辺環境

かつて名鉄岐阜駅周辺のバス停は、岐阜市営バス、岐阜バス市内線、名鉄バス、岐阜バス郊外線と、複数の場所に分散していました。しかし、名鉄岐阜駅周辺の再開発に伴い、バス停の集約が進み、2007年1月時点で5箇所に分散していました。2007年3月29日、JR岐阜駅北口にJR[[岐阜駅バスターミナル]]が完成し、オムニバスタウン構想の一環としてバスロケーションシステムが導入されました。これにより、名鉄岐阜のりばもシステムに対応したポールに更新され、バス停の利便性が向上しました。また、JR岐阜駅西バス停は廃止されました。2008年4月1日のダイヤ改正以降、JR岐阜駅南口に停車するバス路線はなくなりました。

まとめ

名鉄岐阜のりばは、名鉄岐阜駅に隣接する重要な交通拠点として、岐阜市の公共交通ネットワークを支えています。バスロケーションシステムの導入や、路線の整備などにより、利用者の利便性向上に努めており、今後も岐阜市の交通の中枢として機能していくでしょう。

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