岐阜県道・愛知県道18号大垣一宮線

岐阜県道・愛知県道18号大垣一宮線

岐阜県道・愛知県道18号大垣一宮線は、岐阜県大垣市から愛知県一宮市へと至る、重要な役割を担う主要地方道です。この路線は、地域間の連携を強化し、経済活動や人々の交流を支える大動脈としての機能を果たしています。

概要

この道路の大きな特徴の一つとして、木曽川、長良川、揖斐川という木曽三川を渡る際に、かつては有料の橋を利用する必要があった点が挙げられます。これらの橋は、濃尾大橋、羽島大橋、大垣大橋と呼ばれ、地域の重要なインフラでしたが、現在は無料で通行できるようになっています。

路線データ

起点：岐阜県大垣市笠縫町（河間交差点、国道21号交点）
終点：愛知県一宮市羽衣（羽衣1丁目交差点、国道155号交点）

歴史

この道路は、1954年（昭和29年）に主要地方道として指定された後、岐阜県道および愛知県道として認定されました。その後、路線の変更や整理番号の変更を経て、現在の形に至っています。

1954年（昭和29年）1月20日：建設省が主要地方道に指定
1955年（昭和30年）6月14日：岐阜県道認定
1956年（昭和31年）4月14日：愛知県道認定
1972年（昭和47年）8月27日：愛知県が整理番号を18に変更
1977年（昭和52年）2月27日：岐阜県が整理番号を18に変更
1983年（昭和58年）1月28日：岐阜県道55号の一部を編入
1993年（平成5年）5月11日：主要地方道として再指定
2023年（令和5年）10月29日：河間交差点改良に伴い起点移転

道路状況

この道路は、地域によって様々な表情を見せます。一宮市内では「大正通り」として、また、一宮市から大垣市にかけては「美濃街道」として親しまれています。美濃街道は、江戸時代には中山道と東海道を結ぶ脇往還、美濃路の一部であり、歴史的な背景を持っています。大垣市内には「りんごっこ通り」という愛称で呼ばれる区間も存在します。

重複区間

この路線は、複数の区間で他の道路と重複しています。

岐阜県道31号岐阜垂井線
岐阜県道220号安八海津線
岐阜県道1号岐阜南濃線

道路施設

木曽三川を渡るための主要な橋梁があります。

大垣大橋（揖斐川）
羽島大橋（長良川）
濃尾大橋（木曽川）

地理

通過する主な自治体は以下の通りです。

岐阜県：大垣市、安八郡安八町、羽島市
愛知県：一宮市

交差する道路

多数の国道、県道と交差しており、各地域へのアクセスポイントとなっています。

国道21号
岐阜県道231号荒尾笠縫線
岐阜県道237号西大垣停車場線
岐阜県道31号岐阜垂井線
岐阜県道57号大垣停車場線
国道258号
岐阜県道193号大垣江南線
岐阜県道50号大垣環状線
岐阜県道232号今尾大垣線
岐阜県道220号安八海津線
岐阜県道219号安八平田線
岐阜県道23号北方多度線
岐阜県道206号岐阜羽島停車場線
岐阜県道1号岐阜南濃線
岐阜県道151号岐阜羽島線
岐阜県道153号羽島茶屋新田線
岐阜県道199号竹鼻停車場線
岐阜県道118号羽島稲沢線
岐阜県道165号小熊正木線
岐阜県道184号下中笠松線
愛知県道129号一宮津島線
愛知県道147号西萩原北方線
愛知県道148号萩原三条北方線
愛知県道14号岐阜稲沢線
愛知県道146号奥音羽線
愛知県道190号名古屋一宮線
愛知県道150号一宮川島線
愛知県道151号一宮各務原線
愛知県道64号一宮犬山線
愛知県道171号小折一宮線
* 国道155号

この道路は、地域の発展に不可欠な役割を果たしており、今後もその重要性は変わることはないでしょう。

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