岐阜県道路公社

岐阜県道路公社の概要

岐阜県道路公社は、1975年に設立され、その目的は岐阜県とその周辺地域において道路の整備や交通円滑化を図ることでした。公社は、道路の新設や改築、維持、修繕などを行い、住民の福祉向上や地域経済の発展に寄与することを目指しました。

設立から解散までの道のり

岐阜県道路公社は設立以来、飛騨美濃有料道路や中津川有料道路、長良川リバーサイド有料道路、島大橋有料道路、そして長良川右岸有料道路の運営を行い、地域の幹線道路の早期整備に貢献しました。特に1980年には飛騨美濃有料道路が供用開始され、同時に岐阜県から乗鞍スカイライン有料道路の管理も引き継ぎました。

公社が運営していた有料道路6路線の中には、乗鞍スカイラインが2003年に、さらに中津川有料道路が2009年に、飛騨美濃有料道路が2010年に無料化されています。このように、有料道路の無料開放は地域への交通便益をもたらしました。特に中津川有料道路は予想を上回る交通量によって、当初の計画よりも早い時期に無料化されました。

行政改革と無料開放

2010年には岐阜県の行財政改革が進められ、有料道路事業の必要性や公社の運営についての検討が行われました。その結果、「ぎふ清流国体」の開催に向けて、有料道路群の無料開放と公社の解散が決定されました。島大橋有料道路、長良川リバーサイド有料道路、長良川右岸有料道路の料金徴収も変更され、2012年4月1日には全ての有料道路が無料化されました。

解散とその後

岐阜県道路公社は2012年7月31日、地方道路公社法に基づいて正式に解散しました。解散前には、公社が管理していた道路や駐車場の取り扱いについても整理され、岐阜市内の料金所の撤去工事が実施されました。

沿革のハイライト

• - 1975年: 公社設立。
• - 1980年: 飛騨美濃有料道路の供用開始。
• - 1990年: 島大橋有料道路を暫定供用。
• - 2003年: 乗鞍スカイライン有料道路無料化。
• - 2012年: 公社解散。

これらの歴史的な出来事は、岐阜県における交通インフラの発展に大きな影響を与え、地域経済や住民の生活に密接に関わるものでした。岐阜県道路公社は、設立から解散までの間に多くの事業を通じて、地域の交通と道路整備に寄与してきたのです。

もう一度検索