岡山県道路公社

岡山県道路公社の概要

岡山県道路公社は、1971年に設立され、2006年に解散した地方道路公社です。この公社は、岡山県が設立団体となり、地方道路公社法に基づいて運営されました。公社が成立する前の1970年5月には、地方道路公社法が制定され、同年7月から岡山県庁の土木部内に公社準備室が設置されました。これにより、岡山県の道の整備と有料道路の運営が進むことになりました。

歴史と経緯

発足から数十年が経過し、岡山県道路公社は地域の交通インフラの整備に寄与してきました。しかし、新たな有料道路計画が存在しない中で、2006年3月31日に公社は解散することとなります。この解散は、同日に愛媛県道路公社も解散したため、全国初の地方道路公社の解散となりました。

公社が管理していた有料道路の中には、特に岡南大橋や水島玉島産業道路が重要な役割を果たしていました。これらの道路は、2006年4月1日より無料開放が行われ、地域住民や観光客からの利用が促進される結果となりました。

管理していた道路

岡山県道路公社が管理していた有料道路には、以下のようなものがあります。

1. 古城池トンネル有料道路（古城池トンネル）: 1977年1月1日に無料開放され、現在は倉敷市道1030号駅前古城池霞橋線の一部となっています。
2. 鷲羽山有料道路（鷲羽山スカイライン）: 1995年4月1日に無料開放され、現在は岡山県道393号鷲羽山公園線の一部です。
3. 東備西播開発有料道路（岡山ブルーライン）: 2004年4月1日に無料開放され、現在は岡山県道397号寒河本庄岡山線の一部です。
4. 水島玉島産業有料道路（水玉ブリッジライン）: 2006年4月1日に無料開放され、現在は岡山県道398号水島港唐船線の一部です。
5. 岡南大橋有料道路（岡南大橋）: こちらも2006年4月1日に無料開放され、現在は岡山県道45号岡山玉野線支線の一部として利用されています。

まとめ

岡山県道路公社の解散は、地域のインフラ運営に大きな影響を与えました。しかし、交通の利便性は残された道路によって引き継がれ、今なお地域の人々に貢献し続けています。公社の歴史は、岡山県の発展に寄与した重要な要素であると言えるでしょう。

もう一度検索