岡山県道155号鴨方矢掛線

岡山県道155号鴨方矢掛線概要

岡山県道155号鴨方矢掛線（おかやまけんどう155ごう かもがたやかげせん）は、岡山県の浅口市から小田郡矢掛町に至る一般県道です。この道路は、岡山県内の重要な道路網の一部として機能していますが、一部区間では通行できない場所も存在します。具体的には、浅口市鴨方町益坂を出発点として、小田郡矢掛町本堀を終点とし、全体の延長は約10.5キロメートルです。特に浅口市鴨方町小坂東から小田郡矢掛町浅海までの部分が通行不能となっており、そのため付近にある林道を利用する必要があります。

路線データ

この県道の起点は、岡山県浅口市鴨方町益坂にあり、岡山県道60号倉敷笠岡線と交差します。そして、終点は岡山県小田郡矢掛町本堀で、ここでは国道486号と接続しています。通行不能区間を除いた範囲でこの路線がどのような役割を担っているのかを理解することは、地域の交通に非常に重要です。

歴史

岡山県道155号鴨方矢掛線は、1982年4月1日に建設省によって主要地方道鴨方矢掛線として認定されました。この道路は、当初の岡山県道287号本堀鴨方線と岡山県道155号矢掛鴨方線の一部から形成されています。その後、1988年には山陽自動車道の開通があり、鴨方ICと合わせて利用者に便利な選択肢を提供しました。1993年5月には一部が矢掛寄島線として主要地方道に再指定され、さらに1994年には現行の県道番号に変更されました。2006年には、周辺の町が合併し、現在の浅口市が発足しました。

通行不能区間と迂回路

通行不能区間については、近隣に迂回路が設けられた林道があり、現時点では解消に向けた具体的な動きは見られません。この部分が通行できないことで地域住民や利用者に影響が出ているため、将来的には解決が望まれます。

通称名

この県道にはいくつかの通称があります。「備南街道」として知られている区間は浅口市鴨方町本庄にあり、また「星の里街道」は矢掛町浅海から本堀に至る部分を指します。これらの名称は、地域住民にとって親しみやすく、土地の歴史や文化を反映しています。

重複区間

岡山県道155号鴨方矢掛線は、いくつかの他の道路と重複する区間があります。この中には、岡山県道64号矢掛寄島線や、岡山県営広域営農団地の農道が含まれ、多くの地域と結びついています。

地理と沿線の情報

この道路が通過する自治体は、岡山県の浅口市と小田郡矢掛町です。沿線には公共の施設や大規模事業所もあり、地域の生計を支える重要な役割を果たしています。浅口市立鴨方東小学校や矢掛町立中川小学校などがあり、地元の教育機関としての機能も果たしています。

名所・旧跡

沿線には、滑石の石文や安倍晴明ゆかりの地である安倍神社といった名所も点在しています。地域の歴史的魅力があり、観光名所としての側面も持つことから、多くの訪問者を引き寄せています。

このように、岡山県道155号鴨方矢掛線は、地域の交通の要所として多くの人々に利用されており、地域の文化や歴史とも深く関わる重要な道路です。

もう一度検索