岡山県道37号西大寺山陽線

岡山県道37号西大寺山陽線

岡山県道37号西大寺山陽線（おかやまけんどう37ごう さいだいじさんようせん）は、岡山県岡山市東区から赤磐市へ至る主要な地方道です。この道は、岡山と鳥取の間を結ぶ重要な交通路として、多くのトラックやドライバーに利用されています。特に物流の面での役割が大きく、地域経済の支えとなっています。

概要と交通状況

この県道は起点から山陽本線のガード下を過ぎるまでの部分がほとんどが2車線であり、その後は4車線に変わります。岡山県道37号線の交通量は、国道250号（旧国道2号）との交差点である平島交差点を境に、北側と南側で大きく変化します。平島交差点の北側は岡山市のべッドタウン地域で、人や車の往来が多く、しばしば渋滞が発生します。一方、南側は比較的交通量が少なくなります。

特に山陽本線のガード下の部分は、歩道がない上に路側帯も非常に狭く、歩行者や自転車が通行する際には十分な注意が必要です。しかし、山陽本線の南側には今後の4車線化のための用地が確保されています。このような状況から、県道37号線は今後の交通面での発展の可能性を秘めています。

また、かつて国道2号の岡山バイパスが未開通であった頃には、国道の代替路線としての役割も果たしていました。

路線データ

この県道の起点は、岡山市東区西大寺南2丁目にある永安橋西詰交差点で、岡山県道28号岡山牛窓線との交差点でもあります。終点は赤磐市下市の新下市交差点で、ここで岡山県道27号岡山吉井線および岡山県道253号可真上山陽線と接続します。

歴史

1993年5月11日に、建設省から県道西大寺山陽線が主要地方道に指定されました。この指定により、県道37号は公式に重要な道路として認知され、これまで以上に地域の交通の重要な役割を果たすこととなりました。

沿線施設と観光地

岡山県道37号線沿いには多くの団体や施設が点在しています。三徳園（上道公園小鳥の森）や西大寺観音院といった観光名所があります。その他、地域の金融機関や公共機関、商業施設も多く立地しており、地域住民にとって身近な待ち合わせや生活支援の場となっています。

具体的には、中国銀行西大寺支店や、西大寺ふれあいセンター、岡山市東区役所などの公共施設が存在し、交通の便の良さが住民生活に貢献しています。また、JR西日本赤穂線の西大寺駅やショッピングセンターのコープ西大寺店も便利なアクセスを提供しています。

このように、岡山県道37号西大寺山陽線は、地域の交通や経済活動を支える重要な路線であることがわかります。

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