西大寺駅

西大寺駅とは

西大寺駅（さいだいじえき）は、岡山県岡山市東区にあるJR西日本の赤穂線の駅で、駅番号はJR-N06です。この駅は、近隣にある西大寺観音院の名に由来しています。また、岡山市東区の西大寺地区の中心的な駅でもあります。

駅の歴史

西大寺駅の歴史は1962年9月1日に始まりました。この日、国鉄赤穂線が伊部駅から東岡山駅へと延伸した際に新たに開設されました。それ以前は、東岡山駅が「西大寺駅」として使われていました。

その後の発展としては、1969年に赤穂線が直流電化され、1974年には貨物の取扱いを廃止しました。1983年には業務が委託され、翌年に荷物の取り扱いも終了しました。1987年には国鉄の分割民営化に伴い、JR西日本の駅となりました。その後、2007年にはICカード「ICOCA」の利用が可能となり、現代的な交通インフラを整える一因となりました。

2016年には、CTC化が進み、改札口とホームにはLED式発車標が設置されました。また、2022年にはみどりの窓口が営業を終了し、みどりの券売機プラスが導入されるなど、利用者の利便性を高める取り組みが続いています。

駅構造

西大寺駅は、単式・島式ホームを混合した2面3線を有し、地上駅として位置づけられています。北側は島式ホームを持ち、1番のりばが下り本線、2番のりばが上り本線として利用されています。また、跨線橋に通じるエレベーターが設置されており、バリアフリーにも配慮されています。

駅はICOCAの利用が可能で、他のICカードとの相互利用も可能です。

利用状況

西大寺駅の乗車人員は、日々の交通需要に応じて変化しますが、地域の交通の中心として、安定した利用が見込まれています。

駅周辺の交通

駅前にはバス路線が整備されており、「西大寺駅」停留所からは様々な路線が発着しています。両備バスや東備バスによって、岡山駅や東区役所などへ簡単にアクセスできます。

主なバス路線

• - 両備ホールディングス

- 西大寺・岡山駅方面 315：岡山駅行き
- 東区役所方面 315：東区役所前行き

• - 東備バス

- 西大寺・東区役所方面 303：西大寺バスセンター行き
- 牛窓方面 303：牛窓行き（南回り）

隣接駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）の赤穂線における隣駅は、大多羅駅（JR-N05）と大富駅（JR-N07）です。

参考文献

• - 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年。

西大寺駅は、歴史とともに発展してきた重要な交通拠点であり、地域の移動を支える存在としてこれからも期待されています。

もう一度検索