岡山県道377号山口押撫線

岡山県道377号山口押撫線について

岡山県道377号山口押撫線（おかやまけんどう377ごう やまぐちおしなでせん）は、岡山県笠岡市内を通る重要な県道です。この道路は山口地区と押撫地区を結んでおり、地域の交通や農業において重要な役割を果たしています。

概要と起点・終点

この路線は、地域の営農団地農道の一部として活用されており、実際の起点は新賀地内にあります。ここは岡山県道48号笠岡美星線と接続しており、東大戸地内を経て押撫地内まで延びています。長さは約8.7kmで、終点付近は岡山県道3号井原福山港線と接続しています。かつては岡山県道386号新賀福山線の一部でしたが、1972年に現在の県道番号に変更されました。

歴史的背景

この道路の起源は、昔の交通路にさかのぼります。かつては松山往来や玉島井原道と接続しており、山口から備後国福山へと至る道が形成されていました。これらの歴史的経路が現代の道路網に生かされているのです。1960年に正式に県道として認定され、以来地域の発展に寄与してきました。

路線状況と重複区間

この県道は、広域営農団地農道備南地区北幹線として利用されている部分と、より一般的な交通路としての機能を果たしている部分とで、その整備状況が異なります。特に、岡山県道34号笠岡井原線以西では、舗装の状態が不均一であり、一部では二輪車専用の狭い道になっています。このような状況は、自動車での全線通行が難しい区間もあります。

重複する区間としては、岡山県道48号笠岡美星線、広域営農団地農道備南地区北幹線、岡山県道34号笠岡井原線、そして岡山県道3号井原福山港線があります。また、旧道の存在も考慮され、この地域の歴史を物語っています。

地理的特徴

岡山県道377号は、笠岡市の中心部に位置し、多様な自然環境や歴史的資源に囲まれています。沿線には、笠岡市井笠鉄道記念館や岡山西ゴルフ倶楽部、きのこエスポアール病院などがあります。観光地としての側面も持っており、地域住民と訪問者の両方に利用されています。

近未来の計画

2024年には、区域変更が行われる予定であり、さらなる整備が進むことが期待されています。この地区の人々にとって、この道路は単なる移動手段にとどまらず、地域の絆や農業の発展に寄与する重要な資源となっています。

このように、岡山県道377号山口押撫線は地域の歴史と発展の一端を担っており、現在も多くの人々に利用されています。

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