岡山県道45号岡山玉野線

岡山県道45号岡山玉野線

岡山県道45号岡山玉野線は、岡山市中区から玉野市に至る主要地方道であり、地域の重要な交通を担っています。この路線は、岡山市中心部と児島半島、そして玉野市を結ぶ役割を果たし、地域住民の生活や経済活動を支えています。

概要

この県道は、岡山市中区を起点とし、旭川の左岸に沿って南下します。旭川河口付近からは児島湾を児島湾大橋で横断し、児島湾・児島湖の南岸を通り、玉野市八浜地区から尾坂トンネルを抜けて玉野市街へと至ります。国道30号とともに、岡山市と児島半島・玉野市を結ぶ主要な幹線道路としての役割を担っています。

起点の岡山市中区門田屋敷一丁目から桜橋との合流地点までは片側2車線、そこから新岡山港までは片側3車線となっており、比較的直線的な区間が多いのが特徴です。しかし、児島湾大橋以南は片側1車線となります。起点から国道2号（岡山バイパス）までは国道2号備前市方面へ向かう車両が、児島半島側の郡交差点以南では締切堤防道路を旭川右岸へ渡る車両が合流するため、交通量が多くなります。

国道2号以北の区間は、沿道に商店や住宅が多く立ち並ぶ地域ですが、以南は田園風景が広がる地域も残っています。児島半島側は平地が少ないため、住宅が密集している地域が多く見られます。また、児島湾大橋や児島湖沿いの八浜付近からは、美しい景色を望むことができます。

路線データ

起点：岡山県岡山市中区門田屋敷一丁目（国道250号交点）
終点：岡山県玉野市田井四丁目（尾坂峠南口交差点、岡山県道22号倉敷玉野線交点）
実延長：23.9 km
管理者：岡山市（岡山市区間）、岡山県備前県民局（玉野市区間）

支線（岡南大橋）

支線は、旭川を岡南大橋で渡り、両岸を東西に結ぶ延長約2.4kmの道路です。かつての岡南大橋有料道路であり、旭川の最も河口寄りを渡ります。南区側の橋のたもとには岡山港周辺の工場群があるため、朝の西行きと夕方の東行きに交通が集中する傾向があります。

起点：岡山県岡山市中区江並（県道45号本線交点）
終点：岡山県岡山市南区築港元町
延長：2.4 km

歴史

1993年5月11日、県道岡山玉野線が岡山玉野線として主要地方道に指定されました。

道路状況

この道路は、岡山市内では「産業[[道路]]」という愛称で呼ばれています。

重複区間

玉野市八浜町八浜では、岡山県道405号山田槌ヶ原線と重複する区間があります。

主な構造物

児島湾大橋：岡山市中区新築港と同市南区飽浦を結ぶ橋で、延長は931m、幅は10.5mです。
尾坂トンネル：玉野市八浜町八浜と同市田井を結ぶトンネルで、延長は1,088mです。

通過する自治体

岡山市（中区 - 南区）
* 玉野市

周辺施設

沿線には、岡山ふれあいセンター、新岡山港、岡山港などの施設があります。

岡山県道45号岡山玉野線は、岡山市と玉野市を結ぶ重要な役割を担い、地域住民の生活や経済活動に深く関わっています。この道路を利用することで、岡山市中心部から児島半島や玉野市へのアクセスが容易になり、地域間の連携を促進しています。また、沿線の美しい景色は、ドライブやツーリングを楽しむ人々にとっても魅力的な要素となっています。

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