岡崎市龍北総合運動場

岡崎市龍北総合運動場の概要

岡崎市龍北総合運動場（おかざきしりゅうほくそうごううんどうじょう）は、愛知県岡崎市にある公営の総合運動施設です。地域の人々に愛される「マルヤス岡崎龍北スタジアム」という愛称でも知られています。この運動場は、もともと1968年にオープンした「愛知県岡崎総合運動場」を前身としており、2020年に岡崎市に移管されて新たに生まれ変わりました。これにより、地域住民にとってより身近で利用しやすいスポーツ環境が整備されています。

沿革

愛知県岡崎総合運動場

運動場の建設は1962年頃から始まりました。岡崎市は、真伝町と滝町に跨る広大な土地を確保し、1964年に愛知県への建設計画を提出しました。県営の事業として1965年に着工し、1968年には野球場やテニスコートが完成しました。その後、陸上競技場やプールなどが増設され、市民のスポーツ活動の場として発展してきました。

1971年までにはサッカー場や管理棟が整備され、2012年までには岡崎市主催の「おかざきマラソン」の会場としても利用されていました。当初の施設管理は愛知県教育委員会が行い、指定管理者として三幸・スポーツマックス共同事業体が総合運営を担当していました。

岡崎市龍北総合運動場への移管

岡崎市は2015年に愛知県巨額の総合運動場を市に移管する基本合意を締結し、2018年には正式に移管が行われました。新たに名付けられた「岡崎市龍北総合運動場」は、地域のスポーツ振興を図るために改修工事が計画されました。ここでは中高生の陸上競技の県大会が開催されることを目指すほか、全天候型トラックの整備や天然芝のグラウンドが用意されるなど、スポーツ環境の改良が行われました。

2019年には、総事業費約51億円で陸上競技場、テニスコート、アーチェリー場などの施設が整備されることが決定し、2020年7月には全面オープンを迎えました。

愛称の付与

2022年には、マルヤス工業との協定により、「マルヤス岡崎龍北スタジアム」として愛称が決定されました。この愛称は、地域スポーツのさらなる振興や市民の交流を促進することを目的としています。

アクセスと施設

龍北総合運動場へのアクセスは非常に良好です。公共交通機関では、名鉄名古屋本線の「東岡崎駅」から名鉄バスを利用し、「総合グランド前」で下車するルートが推奨されています。また、自動車利用者にとっても、東名高速道路や伊勢湾岸自動車道から直接アクセス可能で、便利な立地にあります。

施設は、様々なスポーツ活動に対応できるよう設計されており、地域住民の健康促進やスポーツ文化の醸成に貢献しています。休業日や利用者数なども考慮され、市民が安心して利用できる環境が整っています。

まとめ

岡崎市龍北総合運動場は、地域のスポーツ振興にとって重要な役割を果たしています。施設の充実やアクセスの良さから、多くの市民が利用しやすい環境が提供されており、今後もさらに多くの人々に親しまれることでしょう。

もう一度検索