岩井戸温泉 (富山県)

岩井戸温泉について

岩井戸温泉（いわいどおんせん）は、富山県氷見市に位置し、地域の名湯として知られています。この温泉は、氷見岩井戸温泉やひみ岩井戸温泉とも呼ばれ、訪れる人々に安らぎと癒しを提供しています。

泉質と源泉

この温泉は、ナトリウム-塩化物泉に分類される泉質を持ち、2箇所の源泉から温泉が湧き出ています。1号井は深さ1,122メートル、2号井は876メートルからそれぞれ源泉を得ており、温泉の利用状況に応じて様々な効能を体感できます。

• - 1号井の特徴: 49.9℃の源泉温度、毎分62.3リットルの湧出量、pH値は7.64、溶存物質は10,413mg/kgです。
• - 2号井の特徴: 54.2℃の源泉温度、毎分122.0リットルの湧出量、pH値は8.08、溶存物質は7,587mg/kgです。

どちらの源泉も、温泉の成分が豊富で様々な効能が期待でき、リラクゼーションと健康促進に役立つことでしょう。

温泉街と宿泊施設

岩井戸温泉には、美しい富山湾に近い国道160号沿いに温泉街が広がっており、訪れる人々は自然美を楽しむことができます。温泉街には「くつろぎの宿 うみあかり」と呼ばれる宿泊施設があり、ここでは1号井の源泉を利用したお風呂が楽しめます。また、同宿には「潮の香亭」と称される入浴施設も併設されており、こちらでは2号井の源泉を使用しています。

宿泊施設は落ち着いた雰囲気で、温泉を楽しみながら心身ともにリフレッシュできる環境が整っています。

歴史と伝説

岩井戸温泉には、開湯伝説があります。伝説によれば、虚空蔵菩薩に導かれて昔からあった風洞の中から温泉が発見されたとされています。現在の温泉は、1986年7月31日に深さ1,200メートルの地点から湧出してきたものです。このように豊かな歴史を持つ温泉地で、訪れる人々は新たな発見や癒しのひとときを過ごしています。

アクセス方法

岩井戸温泉へのアクセスは大変便利です。鉄道を利用する場合は、JR西日本氷見線の氷見駅からバスで約15分の距離にあります。また、加越能バスの「わくライナー」を利用すると、七尾線の七尾駅から約30分、北陸新幹線の新高岡駅からは約50分で到着できます。車を利用する際は、能越自動車道の灘浦ICから約5分でアクセス可能です。

自家用車や公共交通機関を使って、ぜひこの魅力的な温泉でリラックスしたひとときをお過ごしください。

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