新高岡駅

新高岡駅 (Shin-Takaoka Station)

新高岡駅は、富山県高岡市下黒田に位置する西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅です。北陸新幹線と城端線が乗り入れています。

概要

2015年3月14日に北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間延伸と同時に開業しました。城端線との交点に設けられており、高岡駅とは城端線で一駅の距離です。城端線としては59年ぶりの新駅設置となりました。

北陸新幹線で開業と同時に新設されたのは、当駅と黒部宇奈月温泉駅の2駅です。速達タイプの「かがやき」は通過しますが、「はくたか」と富山 - 敦賀間を結ぶ「つるぎ」は全列車停車します。臨時「かがやき」は一部停車することがあります。2017年12月までは毎日1往復停車していましたが、平日の利用が少ないため土日祝日のみの停車となりました。

在来線は日中1時間に1本の運行です。

乗り入れ路線

北陸新幹線
城端線

歴史

1982年：富山県内の新幹線停車駅が決定。
2009年：駅高架部着工。
2012年：駅高架部完成、駅舎着工。
2013年：駅名を「新高岡駅」に決定。
2014年：駅舎完成。
2015年：北陸新幹線延伸開業。
2017年：城端線でICOCA利用開始。
2020年：ホームにスペースライト設置。
2021年：みどりの券売機プラス導入。

駅構造

新幹線と在来線は改札外で連絡しています。駅舎は「飛越能の歴史を継承する駅」をコンセプトに、高岡銅器をイメージした茶色の外壁や、縦格子が特徴的です。

新幹線

2階に相対式ホーム2面2線を持つ高架駅です。ホームドアが設置されています。駅機能は1階に配置され、みどりの券売機が3台設置されています。南北自由通路には観光案内所やお土産処、加賀前田家2代目前田利長の「銀鯰尾形兜」を模した「高岡大兜」が移設されています。

在来線

新幹線ホーム西側の地平部に単式ホーム1面1線を持つ地上駅です。無人駅で、ベンチ付きの待合室があります。2016年2月27日から券売機が設置され、乗車券購入が可能になりました。全時間帯で全てのドアが開きます。

利用状況

2019年度の1日平均乗車人員は2,041人です。2023年度の1日当たりの利用者数は4,012人です。

駅弁

主な駅弁は下記の通りです。

(情報なし)

駅周辺

駅周辺は高岡市中心部から約1.5km南に位置し、北側は店舗や住宅地、南側は水田が広がります。北口には瑞龍寺から寄贈された石灯籠が、南口にはカフェのある公園や交番があります。約800台収容の駐車場も整備されています。

北口側

高岡市地方卸売市場
瑞龍寺
八丁道
前田利長墓所
高岡市街地
高岡古城公園
高岡大仏
山町筋
金屋町

南口側

東横INN新高岡駅新幹線南口
済生会高岡病院
富山県産業創造センター
イオンモール高岡
高岡スポーツコア
高岡市サッカー・ラグビー場
高岡市テニス場
高岡おとぎの森公園
高岡バスターミナル（イルカ交通）

バス路線

南口駅前広場から高岡駅や周辺各地を結ぶ路線バスが発着しています。

駅設置に至るまで

当初は別の場所に設置予定でしたが、要望を受けて現在の位置に変更されました。城端線の新駅設置も決定し、JR西日本が運営を継続することになりました。

駅名決定の経緯

市民アンケートの結果などを参考に、地元行政側からJR西日本に要望書を提出。最終的に「新高岡駅」に決定しました。

発車メロディについて

高岡駅と同様に高岡銅器の「おりん」を使ったオリジナル発車メロディが採用されています。雅楽の打楽器と弦楽四重奏を組み合わせた生演奏による曲です。

高岡大兜

高岡開町400年を記念して制作されたブロンズ製の大兜です。前田利長が愛用した兜を模しており、高さ4m、重さ400kgです。駅舎のシンボルとして南北自由通路に移設されました。

隣の駅

北陸新幹線：富山駅 - 新高岡駅 - 金沢駅
城端線：高岡駅 - 新高岡駅 - 二塚駅

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