岩国・大竹道路

岩国・大竹道路

岩国・大竹道路は、広島県大竹市から山口県岩国市に至る国道2号のバイパスとして機能しています。この道路は、地域高規格道路である「岩国大竹道路」の一部を構成し、両都市間の交通アクセス向上に大きく貢献しています。

概要

この道路は、起点側で広島岩国道路と、終点側で岩国南バイパスと接続しており、広域的な交通ネットワークの一部として重要な役割を担っています。

路線データ

路線名: 一般国道2号
起点: 広島県大竹市小方一丁目
終点: 山口県岩国市山手町三丁目
延長: 9.8 km

規格

道路の規格は区間によって異なり、起点から室の木ICまでは第1種第3級、室の木ICから山手ICまでは第3種第1級に分類されます。

起点 - 室の木IC: 第1種第3級
室の木IC - 山手IC: 第3種第1級
車線数: 暫定2車線（完成4車線）

完成時の幅員は以下の通りです。

一般部: 第1種第3級部 20.5 m, 第3種第1級部 19.0 m
橋梁部: 第1種第3級部 2×9.0 m, 第3種第1級部 2×8.25 m
トンネル部: 第1種第3級部 2×8.5 m, 第3種第1級部 2×8.0 m
設計速度: 80 km/h
事業主体: 国土交通省中国地方整備局広島国道事務所・山口河川国道事務所

インターチェンジなど

起点から室の木ICまでは自動車専用道路として供用されています。

未開通区間の名称は仮称です。路線名の特記がないものは市道です。

歴史

1994年（平成6年）12月16日: 「岩国大竹道路」延長約15 kmが地域高規格道路計画路線に指定。
1995年（平成7年）8月23日: 「岩国大竹道路」のうち「岩国・大竹道路」区間延長約9 kmが調査区間に指定。
1998年（平成10年）12月18日: 「岩国大竹道路」のうち「岩国・大竹道路」区間延長10 kmが整備区間に指定。
2000年（平成12年）8月31日: 広島県区間 (4.7 km) 都市計画決定。
2000年（平成12年）9月1日: 山口県区間 (5.1 km) 都市計画決定。
2001年度（平成13年）: 事業化。
2003年度（平成15年）: 用地着手。

路線状況

道路は現在、暫定2車線で供用されていますが、将来的には4車線での完成を目指しています。

主要構造物

小方高架橋: 約400 m
御園高架橋: 約320 m
大竹トンネル: 約2840 m
小瀬川橋: 約260 m
岩国トンネル: 約2920 m
室の木高架橋: 約370 m
山手トンネル: 約560 m

関連項目

中国地方の道路一覧
地域高規格道路一覧

外部リンク

広島国道事務所
山口河川国道事務所

もう一度検索