岩国市営らかん清流バス(本郷バス)
岩国市営らかん清流バスは、
山口県岩国市がかつて運行していた自治体バスで、「本郷バス」とも呼ばれていました。元々は本郷村が運営する「本郷村営らかん清流バス」としてスタートしました。
概要
岩国市との合併に伴い、運営は
岩国市へ移管され、
岩国市本郷総合支所が所管していました。路線の範囲は本郷地域だけでなく、美川地域にも一部跨っていました。名称は、旧本郷村と隣接する羅漢山・羅漢高原と、村内を流れる錦川水系本郷川の清流に由来します。
2009年4月1日、
岩国市内の旧町村営バス路線網再編により、
岩国市生活交通バスとして統合されました。
沿革
1991年9月:本郷村営らかん清流バスとして運行開始。
2006年3月20日:本郷村が
岩国市と合併。
岩国市営らかん清流バスとして運行を継承。
2009年4月1日:
岩国市生活交通バスへ再編。
路線
幹線である本郷河山線と、その支線である西黒沢線を運行していました。
本郷河山線
錦川鉄道錦川清流線の
河山駅を起点とし、
山口県道69号徳山本郷線を経由して本郷地域を結ぶ路線です。本郷地域内では、
山口県道69号徳山本郷線と
山口県道59号岩国錦線などを利用し、本郷地域の北部へと連絡していました。
(保育所前行):
河山駅 - 本郷口 - 波野小学校前 - 周防本郷 - 保育所前
(周防本谷行):
河山駅 - (上記に同じ) - 程原 - 周防本谷
(茅原行):
河山駅 - (上記に同じ) - 茅原
西黒沢線
本郷河山線の周防本郷バス停から分岐し、
山口県道134号秋掛錦線などを経由して本郷地域の北西部へ向かう路線でした。全線が本郷町地域内で、月曜・木曜の朝夕1往復のみ運行される閑散路線であり、山間部の住民の生活を支える役割を担っていました。
(中倉行):周防本郷 - 上宇塚 - 下垣内 - 中倉
路線情報に関する補足
運行ダイヤ等の情報は、以下の場所で確認できました。
錦川鉄道のウェブサイト(一部路線・停留所のみ)
錦川鉄道錦川清流線の車内(
河山駅での接続時刻と行き先のみ)
本郷河山線の起点である
河山駅の駅舎内(全路線の全停留所)
上記以外では、各バス停に発着予定時刻と行き先が掲示されていたと思われます。運行ダイヤの開示状況から、遠方からの利用は想定されていなかったと考えられます。
岩国市生活交通バスへ再編された旧町村営バス
岩国市営玖珂バス
岩国市営周東バス
岩国市営錦バス
岩国市営美川バス
岩国市営美和バス
岩国市営らかん清流バス
車両
(情報なし)
関連項目
岩国市
本郷村 (
山口県)
岩国市生活交通バス
80条バス運行事業者一覧
日本のコミュニティバス一覧(#廃止されたコミュニティバス)
岩国市交通局 - 旧
岩国市域中心の市営バス。らかん清流バスの運行地域には乗り入れず。