岩室村

岩室村（いわむろむら）

岩室村は、かつて新潟県西蒲原郡に存在した、日本海に面する村でした。2005年3月21日に新潟市へ編入合併し、現在は新潟市西蒲区の一部となっています。

概要

岩室は、岩室温泉を有し、北国街道と彌彦神社参道の宿場町として古くから賑わいを見せていました。西川沿いの和納は、舟運の拠点として重要な役割を果たしていました。

地理

岩室村は、弥彦山や多宝山などの山々に囲まれ、西川が流れる自然豊かな地域でした。

山： 弥彦山、多宝山
河川： 西川

歴史

1889年（明治22年）4月1日：町村制施行により、岩室村、石瀬村、船越村、和納村、間瀬村、鴻ノ巣村が発足。
1901年（明治34年）11月1日：岩室村と和納村が合併。
1955年（昭和30年）3月28日：岩室村と間瀬村が合併し、岩室村となる。
1960年（昭和35年）1月20日：岩室村と和納村が合併し、岩室村となる。
1960年4月1日：下和納、安尻を巻町へ分離。
1960年4月：鴻ノ巣、本町を吉田町へ分離。
2005年3月21日：新潟市に編入合併。

地域

岩室村は、以下の大字で構成されていました。

岩室（いわむろ）
橋本（はしもと）
樋曽（ひそ）
栄（さかえ）

産業

間瀬銅山は、1701年（元禄14年）に採掘が始まり、1921年（大正10年）に閉山しました。産出された銅は、燕町の銅器製造に大きく貢献しました。また、間瀬漁港は漁業の拠点として機能していました。

間瀬銅山
間瀬漁港

文化

岩室甚句は、地域に根ざした伝統的な民謡です。

岩室甚句

交通

岩室村には、鉄道と道路が整備されていました。

鉄道：越後線 - 岩室駅
道路：国道116号、国道402号、国道460号、新潟県道2号新潟寺泊線、新潟県道55号新潟五泉間瀬線、新潟県道223号石瀬吉田線、新潟県道374号五千石巻新潟線、新潟県道561号弥彦岩室線

名所・旧跡・観光

岩室温泉、多宝温泉、田ノ浦温泉などの温泉地があり、間瀬海水浴場や越後七浦シーサイドラインなどの景勝地も有していました。

岩室温泉
多宝温泉
田ノ浦温泉
間瀬海水浴場
天神山城跡
越後七浦観音
夏井のハザ木
払川ホタル
越後七浦シーサイドライン
弥彦山スカライン

現在、岩室地区に関する情報は、西蒲区#岩室地区などの記事を参照してください。

もう一度検索