和納村

和納(わのうむら)



和納は、かつて新潟県西蒲原郡に存在したです。1960年1月20日に岩室との合併によってその歴史を閉じ、現在は新潟市西蒲区の一部となっています。

沿革



和納は、明治時代の町制施行により、周辺の複数のが合併して誕生しました。その変遷を以下に示します。

1889年明治22年)4月1日:町制の施行に伴い、上和納、下和納、安尻、高橋、富岡、津雲田が合併し、和納が発足。
1901年明治34年)11月1日:鴻ノ巣の一部を編入し、和納を新設。
1960年昭和35年)1月20日:岩室と合併し、岩室が新設され、和納は消滅。
1960年昭和35年)4月1日:旧和納域の一部が岩室から分離され、それぞれ隣接する自治体へ編入。
大字下和納、安尻 → 巻町へ編入
大字本町 → 吉田町へ編入

地域



和納は、以下の大字によって構成されていました。これらの大字は、合併前の名を継承しています。

和納(わのう):旧上和納の区域。現在の新潟市西蒲区和納。
下和納(しもわのう):旧下和納の区域。現在の新潟市西蒲区下和納。
安尻(あじり):旧安尻の区域。現在の新潟市西蒲区安尻。
高橋(たかはし):旧高橋の区域。現在の新潟市西蒲区高橋。
富岡(とみおか):旧富岡の区域。現在の新潟市西蒲区富岡。
津雲田(つくもだ):旧津雲田の区域。現在の新潟市西蒲区津雲田。

現在



和納は消滅しましたが、その地名は新潟市西蒲区の一部として今も残っています。合併や編入を経て、地域の姿は変化しましたが、その歴史は確かに受け継がれています。

参考文献



市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
角川日本地名大辞典 編纂委員会『角川日本地名大辞典 15 新潟県』(株)角川書店、1989年10月8日。ISBN 4-04-001150-3。

関連項目



* 新潟県の廃止市町村一覧

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