岩手県道・秋田県道194号西山生保内線

岩手県道・秋田県道194号西山生保内線は、岩手県岩手郡雫石町から秋田県仙北市に至る一般県道です。この道路は、岩手県と秋田県の県境部分が通行不能となっている点が特徴です。

概要

岩手県側は、雫石町の北側、玄武温泉前で岩手県道212号雫石東八幡平線から分岐し、滝ノ上温泉を経由して葛根田地熱発電所まで続いています。しかし、岩手県と秋田県の県境付近は未開通区間となっています。秋田県側は、蟹場温泉付近から始まり、仙北市田沢湖生保内で国道341号と交わる地点が終点となります。

路線データ

総延長：不明
岩手県側：不明
秋田県側：15.088 km
実延長：17.029 km
岩手県側：9.9701 km
秋田県側：7.059 km
起点：岩手県岩手郡雫石町長山字網張（岩手県道212号雫石東八幡平線交点）
終点：秋田県仙北市田沢湖生保内字小先達（国道341号交点）
未供用区間（秋田県）：仙北市田沢湖生保内字小先達沢国有林内の一部

歴史

1959年（昭和34年）2月17日：秋田県側の区間が県道に認定
1959年（昭和34年）3月31日：岩手県側の区間が県道に認定
2014年（平成26年）3月25日：仙北市田沢湖生保内字小先達沢国有林内の供用を廃止し、未供用区間とする

路線状況

重複区間：秋田県道127号駒ケ岳線（仙北市田沢湖生保内字駒ヶ岳 - 仙北市田沢湖生保内字小先達）、6.509 km
交通不能区間：
岩手県側：岩手郡雫石町長山・葛根田地熱発電所前 - 秋田県境
秋田県側：仙北市田沢湖生保内駒ヶ岳 - 仙北市田沢湖生保内先達国有林、1,530 m

地理

県境部分は奥羽山脈がそびえ立ち、道路での接続は実現していません。

通過する自治体

岩手県：岩手郡雫石町
秋田県：仙北市

交差する道路

（詳細な情報は省略）

沿線の施設

岩手県側：滝ノ上温泉、葛根田の大岩屋（国の天然記念物）
秋田県側：たざわ湖スキー場、田沢湖スポーツセンター、アルパこまくさ、水沢温泉郷、田沢湖高原温泉郷、乳頭温泉郷、孫六温泉、黒湯温泉、蟹場温泉、妙乃湯温泉、鶴の湯温泉、田沢湖金色大観音、秋田駒ケ岳登山口

その他

この道路は、県境を越えることができない未完成の道路であり、その状況が特異な点として挙げられます。沿線には温泉地や観光施設が点在していますが、通行の際には注意が必要です。

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