岩本進

岩本進のプロフィールと経歴

岩本進（いわもと すすむ）は1941年1月27日に三重県熊野市で誕生した元プロ野球選手です。内野手として、日本のプロ野球界で足跡を残し、後の人生では農業にも従事しています。

プロ野球選手としてのキャリア

1959年、木本高校を卒業した岩本は、1960年に読売ジャイアンツの入団テストに臨み、合格します。1961年には正式に入団し、プロ野球選手としての道を歩み始めました。岩本は1962年に遊撃手として一軍に昇格し、この年のイースタン・リーグでは本塁打王と打点王の二冠を獲得する快挙を成し遂げました。

翌1963年、岩本は春季キャンプに参加していましたが、練習試合中に頭部死球を受けてしまい、その影響でシーズンのスタートが遅れました。4月5日、彼は突然「就職先を探してくる」と言い残し、合宿所を抜け出しました。この一時的な失踪は多くの人々を驚かせましたが、実は彼は実家に戻っていたことが後に判明します。

その後、彼は巨人から大毎オリオンズに移籍した堀本律雄から「やる気があるなら球団と話をしてみてはどうか」という手紙を受け取り、これがきっかけとなり1963年5月21日に大毎オリオンズと契約。移籍後、彼は7試合にわたり二塁手や遊撃手として先発出場を果たしました。

1964年には、さらなる活躍を見せ、11試合にわたって二塁手として出場。彼の打率は.293に達し、イースタン・リーグでは首位打者としての栄誉も受けました。1965年には三塁手としても起用されましたが、出場機会は次第に減少し、同年限りで現役を引退します。

引退後の人生

プロ野球選手を引退した後、岩本は芸能プロダクションに勤務しましたが、次第に故郷に帰郷し、営業マンとして働くようになりました。彼の人生はプロ野球の華やかな世界とは異なる静かな日々を描いていきました。

また、岩本は農業にも関心を持ち始め、有機栽培を取り入れたトマト栽培に取り組むことになりました。彼にとってこれは新たな挑戦であり、故郷に根を下ろした生活を選択した結果とも言えるでしょう。彼の農業活動は、自然と共生しつつ地域に貢献する一環となっています。

まとめ

岩本進は、内野手として日本のプロ野球史に名を刻む選手であり、その後の人生でも新たな道を切り開いていきました。彼の経歴は、努力と挑戦の連続を物語っており、プロ野球の舞台から日常の生活へと移行する姿は、多くの人々に勇気とインスピレーションを与えています。

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