岸本駅

岸本駅（きしもとえき）は、鳥取県西伯郡伯耆町押口に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）伯備線の駅です。伯耆町の豊かな自然に囲まれた場所にあり、地域住民の足として利用されています。

歴史

岸本駅は、1919年（大正8年）8月10日に鉄道院伯備北線（現在の伯備線）の伯耆大山駅 - 伯耆溝口駅間が開通した際に開設されました。その後、1928年（昭和3年）10月25日に伯備北線が伯備線の一部となり、岸本駅もその所属となりました。

1963年（昭和38年）2月1日には貨物取扱が廃止され、1971年（昭和46年）2月1日には荷物扱いも廃止となり、無人駅となりました。その後、一時的に簡易委託駅となりましたが、2017年（平成29年）4月1日に簡易委託が解除され、完全な無人駅となっています。

1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となりました。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅で、列車交換が可能です。上り線である1番のりばが上下本線、2番のりばが下り副本線という1線スルーの構造になっています。通常は上下線ともに1番のりばに発着しますが、2番のりばに上り列車が入線できないため、下り特急列車が上り列車と交換を行う際には、その特急列車は2番のりばで運転停車する必要があります。

駅舎は伯耆町商工会館と併設されており、2017年3月31日までは簡易委託による乗車券発券業務が行われていましたが、現在は米子駅が管理する無人駅です。平日の8時30分から17時15分までは商工会が営業しているため駅舎は開いていますが、それ以外の時間は閉鎖されます。閉鎖中は駅舎横の通路から構内踏切を通り、直接ホームへ向かうことになります。

のりば


利用状況

近年の一日平均乗降人員は以下の通りです。



駅周辺

駅周辺には、伯耆町ののどかな風景が広がっています。住宅や商店が点在し、地域住民の生活に密着した駅となっています。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）
伯備線
伯耆溝口駅 - 岸本駅 - 伯耆大山駅

岸本駅は、伯耆町の自然と歴史を感じられる駅です。機会があれば、ぜひ一度訪れてみてください。

もう一度検索