島内 (松本市)

島内地区について

長野県松本市の北西に位置する島内地区は、大字島内を中心とする地域です。この地区は、奈良井川と梓川という二つの川に挟まれた川中島という地形にあります。この地形が、地名の由来となっています。

歴史

中世には、この地域は犬飼氏（犬甘氏）によって支配されており、犬飼島（犬甘島）と呼ばれていました。この歴史的な背景が、現在の地名にも影響を与えています。

地理と環境

島内地区には、松本市音楽文化ホール、平瀬公園、あずさ運動公園などの公共施設があります。また、長野朝鮮初中級学校、高松寺などの教育・宗教施設、さらには、松本トンネル、島内駅、エコトピア山田（埋立処分場）、ラーラ松本（ゴミ焼却場）といった施設も存在します。

地区の主要道路としては、国道147号が通っており、その沿線や音楽文化ホールの裏手には、郊外型の専門店や商店が並んでいます。大糸線沿いの南部は住宅が密集していますが、北部では住宅と農地が混在する風景が広がっています。

文化と伝統

島内地区では、毎年、地元の小学生が道祖神の色塗りを行うなど、地域に根ざした文化活動が行われています。特に、武宮神社の例大祭で行われる「島内の鳥居火」は、松本市の無形民俗文化財に指定されており、その伝統が大切に守られています。また、奈良井川東岸の鳥居山には、藤原時平を祀る大宮神社があり、ここでも同様の「鳥居火」が行われます。

俗地名

島内地区には、平瀬川西、平瀬川東、上平瀬、下平瀬、高松、島高松、北方、町（旧・犬飼町）、東方、南中、東中、犬飼新田、新橋、青島、小宮、松島、山田といった、多くの俗地名が存在します。これらの地名は、地区の歴史や地理的特徴を反映しています。

経済

島内地区には、アウトドア用品を製造するゼインアーツが本社を構えています。

交通

鉄道

JR東日本 大糸線: 島内駅、島高松駅

道路

E19 長野自動車道: 梓川SA/スマートIC（下り線）
国道19号
国道147号
国道254号
長野県道48号松本環状高家線
長野県道320号倭北松本停車場線

外部リンク

島内の鳥居火 - 松本市

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