島松駐屯地

島松駐屯地

島松駐屯地（しままつちゅうとんち、JGSDF Camp Shimamatsu）は、北海道恵庭市西島松に所在する陸上自衛隊の駐屯地です。北海道補給処をはじめ、北部方面後方支援隊など、多くの部隊や機関が駐屯しており、北海道における兵站の中核を担っています。駐屯地内には、赤と白に塗られた巨大な塔がそびえ立ち、その存在を際立たせています。

概要

島松駐屯地の司令は、北海道補給処長が兼務しています。また、隷下に苗穂分屯地と日高分屯地を有しています。北海道補給処本処や北部方面後方支援隊本部が置かれていることから、北海道の兵站における重要な拠点としての役割を果たしています。

沿革

保安隊島松駐屯地時代

1952年（昭和27年）
12月1日：島松駐屯地が新設され、同時に苗穂駐屯地が廃止され、島松駐屯地の分屯地となりました。
12月10日：北海道地区補給廠本隊が苗穂分屯地から島松駐屯地に移駐しました。
1953年（昭和28年）
2月26日：北海道地区補給廠編合部隊等の移動および集結が完了しました。
3月26日：島松庁舎の開庁式が行われました。
5月30日：北海道地区補給しょうに改編されました。

陸上自衛隊島松駐屯地時代

1954年（昭和29年）7月1日：陸上自衛隊の発足に伴い、島松駐屯地が開設され、陸上自衛隊北海道地区補給処に改称されました。
1955年（昭和30年）2月28日：第308弾薬中隊が安平[[駐屯地]]へ移駐しました。
1957年（昭和32年）2月：第302給油中隊が早来分屯地へ移駐しました。
1960年（昭和35年）1月14日：北海道地区補給処が北部方面総監の直轄となりました。
1962年（昭和37年）8月1日：第315武器中整備隊が上富良野[[駐屯地]]へ移駐しました。
1965年（昭和40年）1月20日：第102高射直接支援隊が編成完結しました。
1998年（平成10年）3月26日：中央補給処の整理統合により、北海道地区補給処が北海道補給処に改称されました。
2000年（平成12年）
3月27日：第1高射特科群第102高射直接支援隊が廃止されました。
3月28日：北部方面武器隊を母体に北部方面後方支援隊が編成され、北部方面後方支援隊第101高射直接支援大隊第1直接支援中隊（第1高射特科群を支援）に改編されました。
2019年（平成31年）3月26日：北部方面後方支援隊隷下部隊として、第104補給大隊（コア部隊）が新編されました。
2023年（令和5年）3月15日：北部方面輸送隊第304輸送中隊および第305輸送中隊が真駒内[[駐屯地]]より移駐しました。

駐屯部隊・機関

北部[[方面隊]]隷下部隊

北海道補給処本処
第1高射特科群
第303高射中隊
第304高射中隊
北部方面後方支援隊
北部方面後方支援隊本部
北部方面後方支援隊本部付隊
第101全般支援大隊
第101全般支援大隊本部
第101全般支援大隊本部付隊
整備中隊
補給中隊
第101高射直接支援大隊
第1直接支援中隊：第1高射特科群を支援
第104補給大隊（コア部隊）
第104補給大隊本部
第104補給大隊本部付隊
第1補給中隊
第2補給中隊
北部方面輸送隊
第304輸送中隊
第305輸送中隊
北部方面システム通信群
第101基地システム通信大隊
第313基地通信中隊
島松派遣隊

防衛大臣直轄部隊

警務隊
北部方面警務隊
第122地区警務隊
島松連絡班

共同の部隊

自衛隊情報保全隊
北部情報保全隊
情報保全隊島松派遣隊

最寄りの幹線交通

島松駐屯地は、周辺の交通網が発達しており、以下の幹線交通を利用できます。

高速道路：道央自動車道 恵庭IC
一般道：国道36号、国道337号、北海道道16号支笏湖公園線、北海道道45号恵庭栗山線、北海道道46号江別恵庭線、北海道道117号恵庭岳公園線
鉄道：JR北海道千歳線 島松駅
港湾：苫小牧港、室蘭港、（特定重要港湾）、小樽港、石狩湾新港 （重要港湾）
* 飛行場：新千歳空港（第二種空港）、千歳基地（その他の空港）

脚注

外部リンク

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