島根県道166号美郷飯南線

島根県道166号美郷飯南線の詳細

島根県道166号美郷飯南線（しまねけんどう166ごう みさといいなんせん）は、島根県邑智郡美郷町の上川戸から、飯石郡飯南町の下赤名までを結ぶ一般県道です。この道は、地域の交通において重要な役割を果たしています。

概要

美郷町上川戸に始まり、飯南町下赤名で終わるこの路線は、その総延長が14.4kmにも及びます。起点である上川戸交差点では国道375号と交差し、終点では島根県道55号邑南飯南線と接続しています。美郷町や飯南町の住民にとっては、日常の移動手段として利用されています。

歴史

この道の歴史は1958年（昭和33年）6月13日にさかのぼります。この日に、島根県告示第525号によって正式に認定されました。その後、1972年（昭和47年）8月1日には、県道番号の再編に伴い、島根県道166号邑智赤来線に改称されました。

さらに大きな変化があったのは2004年（平成16年）10月1日です。この日、邑智郡邑智町と大和村が合併して美郷町が誕生したことにより、路線の起点名が邑智郡邑智町上川戸から邑智郡美郷町上川戸に改められました。加えて、2005年（平成17年）1月1日には、飯石郡赤来町と頓原町が合併して飯南町が成立し、終点名も変更されています。最終的には2006年（平成18年）3月31日に現行の路線名が確定しました。

路線状況

路線の一部には1.5車線の区間が存在しますが、国道375号を経由するルートよりも交通状況が優れ、距離も短いため、国道54号（国道184号重用）と本路線は、三次市や中国自動車道と大田市を結ぶ経路として幅広く利用されています。特に、2006年には国道375号作木大和道路が開通し、国道375号と広島県道62号庄原作木線の経路も便利になりました。それでもなお、距離の面で国道54号を経由する方が短いとされています。

邑智郡美郷町の酒谷付近では、浜原ダムから来島ダムへと続く送水管が上を通っており、降雪時には雪が落下する可能性があるため、通行には留意が必要です。

地理

この県道は、島根県内の2つの自治体、邑智郡美郷町と飯石郡飯南町を通過します。自然豊かな地域を走行するため、沿道の景色は四季折々の美しさを感じさせてくれます。

交差する道路

美郷飯南線は数本の施設や道路と交差します。また、沿線には廃駅の沢谷駅や美郷町役場の沢谷交流センター、千原温泉、そして道の駅赤来高原など、地域の観光名所も点在しています。

このように、島根県道166号美郷飯南線は、地域の生活や観光に欠かせない重要な路線となっています。

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