島根県道307号波佐匹見線

島根県道307号波佐匹見線について

島根県道307号波佐匹見線（しまねけんどう307ごう はざひきみせん）は、島根県内の浜田市から益田市に至る一般県道です。この路線は、浜田市金城町波佐に始まり、益田市匹見町匹見まで続きます。トンネルや風光明媚な景勝地を通ることから、多くのドライバーや観光客に利用されています。

路線の概要

起点の浜田市金城町波佐は、島根県道・広島県道115号波佐芸北線と交差しており、終点の益田市匹見町匹見は国道488号と接続しています。また、この路線は広島県との県境近くに位置し、同じ県道番号を持つ県道が存在する珍しいケースです。

路線データ

• - 起点: 浜田市金城町波佐（島根県道・広島県道115号波佐芸北線交点）
• - 終点: 益田市匹見町匹見（国道488号交点）
• - 実延長: 24.1 km
• - 冬期閉鎖区間: 浜田市金城町波佐から益田市匹見町道川間までの4.8 km（12月15日から翌年3月15日まで）

歴史

この県道は、1958年（昭和33年）6月13日に島根県告示第525号により認定されました。1969年（昭和44年）11月3日には、金城村が町制を施行したため、起点の地名が変更されました。その後、1972年（昭和47年）に県道番号が再編され、現在の番号が割り当てられました。

2004年には大きな動きがありました。8月4日に丸小山・崎田・表匹見峡トンネルが開通し、それまであった隘路が解消され、交通の便が大幅に向上しました。また、11月1日には美濃郡にあった2町（匹見町・美都町）が益田市に編入され、終点の地名も変更されました。さらに、2005年10月1日に浜田市と那賀郡の町村が合併し、起点の地名も改めて変更されました。

路線状況

この県道には、国道191号との重複区間があります。具体的には、益田市匹見町道川で重なっています。
また、トンネルが多く、特に以下のトンネルが存在します：

• - 赤谷トンネル: 延長165 m（1979年竣工、益田市）
• - 平川トンネル: 延長90 m（1977年竣工、益田市）
• - 丸小山トンネル: 延長118 m（2004年竣工、益田市）
• - 崎田トンネル: 延長576 m（2004年竣工、益田市）
• - 表匹見峡トンネル: 延長2,104 m（2004年竣工、益田市）

これらのトンネルのおかげで、沿線の交通が円滑になっています。また、道の駅「匹見峡」も設定されており、休憩スポットとして利用されています。

地理

この県道は、浜田市と益田市の2つの自治体を通過します。特に、高原地域を通るため、美しい自然景観が広がっており、観光資源としても評価されています。

特に鍋滝峠（標高800 m）を通過する際には、四季折々の風景を楽しむことができます。

まとめ

島根県道307号波佐匹見線は、地域の重要な交通路としてだけでなく、美しい景色を楽しむことができる観光路線でもあります。地元の人々や観光客にとって、利用価値の高い道と言えるでしょう。

もう一度検索