島津海空

島津海 空のプロフィールと相撲人生

基本情報

島津海 空（しまづうみ そら）は、1996年5月18日生まれで、鹿児島県西之表市の出身です。彼は放駒部屋に所属する大相撲力士で、初名は中園 空（なかぞの そら）です。身長175センチ、体重162キロで、血液型はA型。最高位は2024年3月の西前頭12枚目に昇進しました。音楽やテレビドラマにも興味があり、好きな歌手はNOBU、好物は白米、ドラマは『スーパーナチュラル』です。

早年期と入門

島津海は種子島で育ち、幼少期から素潜り漁を手伝い、地元の相撲文化にも親しんでいました。小学校1年から相撲を始め、地域の大会にも出場。しかし、中学校ではバスケットボールに打ち込んでいました。相撲との運命的な出会いは、父が元大関・若嶋津と知り合いだったことから始まります。中学校3年生の時、彼は大相撲を観戦し、その姿に心動かされて松ヶ根部屋に入門を決意。2012年3月に初土俵を踏みました。

競技での成長

初土俵での同期には大砂嵐や大喜鵬がいました。入門当初は柔道の影響で投げに頼りがちでしたが、師匠の助言を受けて技術を磨きました。2015年には網膜剥離の手術を受けながらも場所に出場し、勝ちを収めるなど、困難に立ち向かう姿勢を見せました。

2016年からは速攻相撲を意識し、急速に昇進。特に、2017年3月場所では初日から6連勝を記録するも、勝ち星を伸ばせずに悔しさを味わいました。この経験からトレーニングを強化し、東幕下29枚目まで上昇。新十両へと進んでいく中で、怪我との戦いも続きました。

新十両昇進とその後

2022年には新十両に昇進し、鹿児島県出身力士としては戦後33人目。昇進時には故郷のことを思い、喜びを口にしました。2024年1月には新入幕を果たし、そこでの感じた課題を真摯に受け止めています。7月場所では10勝を挙げ、自身初の2桁勝利を達成しました。

パーソナルな側面

島津海の父親は草相撲の強豪力士で、その影響で相撲の道へ進むこととなりました。また、稀勢の里の付け人を務めたこともあり、彼との交流が深い経験となりました。さらに、トレーニングを通じて何度も自らの試合を振り返る熱心さを持ち、さらなる成長を目指しています。

相撲スタイルと将来の展望

彼の取り口には、もろ差しや寄りを得意とし、力強さとスピードが光ります。相撲技術への自信もあり、技能賞を狙うという明確な目標を持っています。将来的には三役を目指し、日々自らを磨き続ける姿勢が印象的です。

主な成績

2024年7月場所終了時点での通算成績は326勝260敗47休（74場所）、幕内では9勝10敗11休（2場所）と、着実に力士としての成績を残しています。

結論

今後の島津海の活躍に期待がかかる中、彼の故郷愛や努力する姿勢が多くのファンに感動を与えることでしょう。

もう一度検索