川上智子

川上智子のプロフィールと業績

川上智子（かわかみ ともこ）は、1965年5月3日生まれの日本のマーケティング研究者です。彼女は現在、早稲田大学大学院経営管理研究科の教授を務めており、マーケティング国際研究所の所長としても知られています。また、宝ホールディングスの取締役としても活躍しています。

学歴とキャリアの始まり

埼玉県立浦和第一女子高等学校と大阪府立茨木高等学校を卒業後、川上は1988年に大阪大学文学部を卒業し、ミノルタカメラに入社しました。彼女は1997年に大阪大学大学院経済学研究科の博士前期課程を修了し、その後2000年に神戸大学大学院経営学研究科で博士号（商学）を取得しました。指導教員は石井淳蔵です。

教育者としてのキャリア

彼女の教育者としての経歴は、2000年に関西大学商学部専任講師として始まり、その後2002年に助教授、2009年に教授に昇進しました。2012年にはINSEADブルーオーシャン戦略研究所の客員研究員として活動し、さらに2013年にはワシントン大学ビジネススクールのフルブライト研究員や南洋理工大学アジア消費者インサイト研究所のリサーチフェローとしても関わりました。2015年からは早稲田大学の教授として新たなキャリアを歩み始めました。

現在の役職と業務

早稲田大学では、2016年に総合研究機構早稲田ブルー・オーシャン戦略研究所の幹事を務め、2019年にはマーケティング国際研究所の所長に就任しました。また、彼女は宝ホールディングスの取締役として経営にも関与しています。さらに、公認会計士試験の試験委員も務めるなど、専門分野で多岐にわたって活躍しています。

著作と貢献

川上は多くの著書を持っており、その中には以下のような作品があります。

• - 『顧客志向の新製品開発: マーケティングと技術のインタフェイス』有斐閣（2005年）
• - 『業創造のための実践ビジネスプラン: 「社会人基礎力」を鍛える』(徳常泰之, 岸谷和広と共編著)中央経済社（2009年）
• - 『実践ビジネスプラン: 事業創造の基礎力を鍛える』(徳常泰之, 長谷川伸と共編著)中央経済社（2015年）

彼女の研究は、マーケティング領域での知識や実践、それに基づくビジネスプランの策定に大きく寄与しています。川上智子は、学術界及びビジネス分野において貢献する重要な人物として、今後のさらなる活躍が期待されている研究者の一人です。

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