川内 (広島市)

川内（かわうち）

川内は、広島市安佐南区に位置する地域であり、一丁目から六丁目までが存在します。郵便番号は731-0102で、安佐南郵便局が管轄しています。2018年6月末時点での人口は14,833人です。

地理

川内は、古川と太田川の間に位置し、中筋を境としています。この地理的な特徴が、川内の景観と生活に影響を与えています。

歴史

1888年（明治21年）まで：広島県沼田郡温井村、広島県沼田郡中調子村として存在しました。中調子は、もとは中庄子と呼ばれていました。
1889年（明治22年）：沼田郡温井村、中調子村の2村が合併し、沼田郡川内村となりました。
1898年（明治31年）10月1日：郡の統合により安佐郡に所属することになりました。
1945年8月6日：原爆投下当日、村内から「国民義勇隊」として動員された住民約180人が爆心地近くで建物疎開作業に従事しており、被爆により全滅するという悲劇に見舞われました。この出来事は、川内の歴史において忘れてはならない出来事です。
太平洋戦争後：1955年（昭和30年）に安佐郡八木村、緑井村と合併し安佐郡佐東町となりました。
1973年（昭和48年）：広島市と合併し広島市佐東町となりました。
1980年：広島市が政令指定都市に指定され、広島市安佐南区川内となりました。

経済

産業

川内には様々な企業が存在します。

企業

tapestry：女優・綾瀬はるかさんの個人事務所。2019年11月に設立され、綾瀬さんの母親が代表取締役、綾瀬さんと兄が取締役を務めています。

文化財

川内には歴史的な価値を持つ文化財がいくつか存在します。

八幡神社（中調子）：仲哀天皇、応神天皇、仁徳天皇を祀っています。武田義信の祈願所として建立されたと伝えられています。
八幡神社（温井）：応神天皇を祀っています。
明圓寺：福島山と号します。慶長9年に行空により創立されました。
浄行寺：温井村にあり竜頭山と号していましたが、明治時代に竜燈山と改められました。禅宗から浄土真宗に改宗したという歴史を持ちます。

施設

広島市立城南中学校
広島市立川内小学校

交通

広島交通（川内線）
フォーブル（緑井循環バス）

道路

山陽自動車道
広島インターチェンジ
国道54号
広島県道459号矢口安古市線

人口・世帯数

2018年6月末の人口・世帯数は以下の通りでした。

ゆかりの人物

綾瀬はるか：女優。本名・蓼丸綾。tapestry取締役。

脚注

参考文献

『郡役所廃止記念 安佐郡誌 （復刻版）』芸備風土研究会、1975年（昭和50年）

関連項目

広島菜
広島市町名・地区一覧
川之内海賊衆（佐東衆）
安佐南区

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