川北大橋

川北大橋について

川北大橋は、石川県能美郡川北町三反田から能美市三ツ口町に至る、手取川を渡る道路橋です。この橋は、かつては石川県道路公社が管理する有料[[道路]]「川北大橋有料[[道路]]」の一部でした。加賀産業開発道路の一部としても重要な役割を担っています。

概要

路線名: 石川県道22号金沢小松線
起点: 石川県能美郡川北町三反田
終点: 石川県能美市三ツ口町
構造: 鋼製桁橋
全長: 4,800m（橋梁部521m、付帯道路4,279m）
設計速度: 60km/h
車線数: 4車線（開通当初は暫定2車線）

川北大橋は、石川県内を流れる一級河川である手取川を渡り、白山市漆島南交差点から能美市三ツ口町北交差点間を結んでいます。かつては普通車100円の通行料金が必要だったため、「100円[[橋]]」とも呼ばれていました。開通初年度には約22万台だった交通量は、1994年度には約416万台と大幅に増加しました。

当初は2020年7月5日に償還による無料化が予定されていましたが、北陸新幹線の開業に先立ち、能登有料[[道路]]、能越自動車道（田鶴浜道路）とともに無料化が決定しました。

歴史

1963年（昭和38年）: 能美郡辰口町（現在の能美市）が産業道路の建設を石川県に陳情。
1971年（昭和46年）7月2日: 加賀産業開発道路の計画案がまとまり、松任市（現在の白山市）木津町から能美郡辰口町三ツ口の区間が有料事業として整備されることになりました。
1972年（昭和47年）10月1日: 工事が開始されました。
1975年（昭和50年）4月1日: 川北大橋有料[[道路]]が開通。当初は暫定2車線での供用開始でした。
1990年（平成2年）度: 料金所が24時間運用となりました。
1993年（平成5年）12月15日: 4車線化工事が着工されました。
1996年（平成8年）12月9日: 4車線化工事が完了しました。
2011年（平成23年）4月8日: 料金徴収期間の変更に伴い、2013年3月31日をもって料金徴収を完了することが公告されました。
2013年（平成25年）3月31日: 12時より無料化されました。

通過する自治体

川北大橋は以下の自治体を通過します。

石川県
白山市
能美郡川北町
能美市

接続する道路

川北大橋に接続する主な道路は以下の通りです。

石川県道8号松任宇ノ気線、石川県道22号金沢小松線（白山市木津町・木津交差点：起点）
石川県道22号金沢小松線、石川県道58号鶴来美川インター線（白山市藤木町・藤木町交差点）
石川県道103号鶴来水島美川線（白山市山島台2丁目・漆島南交差点）
石川県道4号小松鶴来線（能美市三ツ口町・三ツ口交差点：終点）

料金所

川北大橋には、かつて本線料金所として川北大橋料金所がありました。この料金所はドーム型の屋根を備えていましたが、無料化に伴い撤去されました。

料金（無料化前）

無料化以前の料金は、以下の通りでした（2004年3月20日改定）。

軽自動車等: 100円
普通車: 100円
大型車I: 160円
大型車II: 370円

歩行者、自転車、原動機付[[自転車]]は無料でした。また、木津交差点から漆島南交差点の間、三ツ口北交差点から三ツ口交差点の間を利用する場合も無料でした。

料金は現金、回数券、「石川のみちカード」で支払うことができました。「石川のみちカード」は石川県道路公社が発行していた磁気式プリペイドカードです。ETCやクレジットカードは利用できませんでした。

開通当初から1989年度までは深夜帯（22時から翌6時）は無料でしたが、1990年度からは24時間徴収となりました。

参考文献

『川北町史 第二巻 近現代編』川北町役場、1996年3月31日。
『石川の有料[[道路]]のあゆみ〜有料[[道路]]事業42年間の記録〜』石川県土木部道路建設課、2013年6月。

関連項目

中部地方の[[道路一覧]]
日本の一般[[有料[[道路]]一覧]]
* 無料開放された[[道路一覧]]

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