川村祐太

川村 祐太

川村 祐太（かわむら ゆうた、2003年2月22日生まれ）は、日本のプロラグビーユニオン選手です。主にセンター（CTB）としてプレーし、ジャパンラグビーリーグワンに加盟するレッドハリケーンズ大阪に所属しています。

来歴

兵庫県出身の川村祐太は、幼い頃からラグビーに親しみ、その才能を育んできました。特に学生時代には目覚ましい成長を遂げ、将来を嘱望される選手として注目を集めました。

高校時代

関西学院高等部在学中には、早くから頭角を現しました。2年次には、自身にとって初めての全国大会となる全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会に、控え選手として名を連ねました。これが、高校レベルでの公式戦デビューとなりました。

続く3年次には、高校ラグビーの聖地である花園で開催される全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場。この大会では、背番号13番をつけ、先発メンバーとしてチームを牽引しました。全国の舞台で強豪校と渡り合い、自身のスキルと戦術理解度を高めました。

大学時代

高校卒業後、関西学院大学に進学。大学でもラグビー部に入部し、さらなるレベルアップを目指しました。

大学1年次から早速、公式戦への出場機会を得ました。上級生に混じり、早い段階で試合経験を積むことができたのは、その実力が認められていた証と言えるでしょう。大学ラグビーの厳しい環境で揉まれながら、着実に成長を続けました。

特に、大学4年次にはチームの中心選手として活躍。春季に関西地区で開催される関西大学春季トーナメントや、秋に行われる関西大学リーグといった主要な大会で、継続的に先発メンバーとして試合に出場しました。大学トップレベルの試合で経験を積むことは、プロ入り前の重要なステップとなりました。

プロキャリア

大学での実績が評価され、卒業を前にプロラグビーの世界への扉を開きました。

2025年2月3日、ジャパンラグビーリーグワンに所属するレッドハリケーンズ大阪へのアーリーエントリーによる加入が正式に発表されました。これは、大学に在学しながらプロチームの活動に先行して参加できる制度であり、川村選手への期待の高さを示すものでした。

そして、その加入発表から間もない2025年3月29日、リーグワン2023-24シーズンの第10節、江東ブルーシャークスとの一戦において、ついにリーグワン公式戦への初出場を果たしました。この試合には途中からの出場でしたが、プロの舞台での第一歩を踏み出しました。

リーグワン初出場を果たしたのと同じ月には、長年学業とラグビーに励んだ関西学院大学を無事卒業しました。これにより、名実ともにプロラグビー選手としてのキャリアを本格的にスタートさせることとなりました。

レッドハリケーンズ大阪の一員として、今後のリーグワンでの活躍が期待されています。

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