川村駅 (熊本県)

川村駅について

川村駅（かわむらえき）は、熊本県球磨郡相良村大字柳瀬に位置する、くま川鉄道湯前線の駅です。駅番号は3番で、周辺はのどかな田園風景が広がっています。

歴史

川村駅は、その歴史の中でいくつかの変遷を経験してきました。

1953年（昭和28年）7月15日：国鉄（日本国有鉄道）の駅として開業しました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR九州（九州旅客鉄道）の駅となりました。
1989年（平成元年）10月1日：第三セクター転換により、くま川鉄道の駅として新たなスタートを切りました。
2009年（平成21年）4月1日：命名権により「ラフティングストーンズ川村駅」という副名称が付与されました。これは、地域の観光資源をアピールする取り組みの一環です。
2014年（平成26年）12月19日：駅の待合所が、その歴史的価値を認められ、登録有形文化財に登録されました。

駅構造

川村駅は、単式1面1線の地上駅で、4両編成の列車が停車できる短いホームを持っています。駅は無人駅で、待合室が設置されています。また、ホーム上には公衆電話が設置されていますが、駅構内にトイレはありません。

利用状況

川村駅は、周辺の住民の足として、また観光客にとっても重要な役割を果たしています。詳細な乗降客数データは公表されていませんが、地域住民や観光客に利用されています。

駅周辺

駅周辺は、のどかな田園地帯が広がり、集落が点在しています。商業施設などはなく、静かな環境です。駅の北へ約200mの道路沿いには、産交バスの川村駅入口バス停があり、バスとの乗り換えも可能です。また、駅の東側では、川辺川と球磨川が合流する地点があり、豊かな自然を感じることができます。

周辺施設

十島菅原神社: 地域の信仰を集める神社。
専徳寺: 歴史ある寺院。
チェリーゴルフ人吉コース: ゴルフを楽しむことができる施設。
球磨川: 川村駅の東側を流れる、地域を代表する河川。
川辺川: 球磨川に合流する支流。

名誉駅長

2015年、観光列車「田園シンフォニー」の運行開始に合わせて、当時93歳の地元在住の女性が川村駅の名誉駅長に就任しました。彼女は、同列車の利用客に対して、相良茶などを振る舞う「おもてなしべっぴん隊」の一員として活動し、地域のおもてなしに貢献しました。この名誉駅長は、2017年11月4日に95歳で亡くなられましたが、その功績は今も語り継がれています。

隣の駅

くま川鉄道

■湯前線

相良藩願成寺駅 (2) - 川村駅 (3) - 肥後西村駅 (4)

脚注

これらの情報は、2023年11月までの情報に基づいています。

関連項目

* 日本の[[鉄道駅一覧]]

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