川金ホールディングス

川金ホールディングス：事業内容、沿革、グループ企業を解説

株式会社川金ホールディングスは、2008年10月1日に設立された持株会社です。前身は東証2部上場企業の川口金属工業で、鋳物の街として知られる川口市を代表する企業グループです。

概要

川金ホールディングスは、素形材事業、土木建築機材事業、産業機械事業など、幅広い分野で事業を展開しています。2016年には、アルミダイカストメーカーである東京理化工業所（現 川金ダイカスト工業）を子会社化し、製品ラインナップの拡充を図りました。

川金ホールディングスの株式事務は、SMBC日興証券が主幹事証券会社、東海東京証券が副幹事証券会社、三井住友信託銀行が株主名簿管理人を務めています。メインバンクはみずほ銀行で、三井住友銀行、埼玉りそな銀行、三菱UFJ銀行などが主な取引銀行です。

主な子会社

川金ホールディングスは、国内外に多数の子会社を有しています。

Kawakin USA, Inc.
川口金属工業
特殊メタル
川口金属加工
林ロストワックス工業
大連(林)精密鋳造有限公司
川金ダイカスト工業
川金コアテック
川金コアテックベトナム有限会社
川金テクノソリューション
ノナガセ
DYNAMIC ISOLATION SYSTEM
光陽精機
松田製作所
川金ビジネスマネジメント
川金金融

沿革

1948年：川口金属工業株式会社（現 株式会社川金ビジネスマネジメント）設立
1961年：東京証券取引所市場第2部に上場
2008年：株式会社川金ホールディングス設立
2013年：免震構造の本社ビルを現在地に新築移転
2016年：
アメリカ合衆国ネヴァダ州にKawakin USA, Incを設立
東理ホールディングスより東京理化工業所（現 川金ダイカスト工業）の株式を譲り受け子会社化
2018年：グループ企業が免震・制震装置の検査データ改ざんを発表
2020年：SSホールディングスによる株式公開買付けが成立
2021年：
東京証券取引所市場第2部上場廃止
株式併合により、SSホールディングスの完全子会社となる

免震・制震装置のデータ改ざん問題

2018年10月、川金ホールディングスのグループ企業が製造した免震・制震装置の検査データ改ざんが発覚し、社会問題となりました。影響は26都道府県および海外の計93件の建物に及び、企業の信頼を大きく損なう事態となりました。

現在

2021年2月、川金ホールディングスはSSホールディングスの完全子会社となり、上場を廃止しました。今後はSSホールディングスグループの一員として、新たな体制で事業展開を進めていくことが予想されます。

外部リンク

川金ホールディングス
川口金属工業
特殊メタル株式会社
川口金属加工
林ロストワックス工業
大連(林)精密鋳造有限公司
川金ダイカスト工業
川金コアテック
川金テクノソリューション
ノナガセ
Dynamic Isolation Systems, Inc.
光陽精機
松田製作所

関連項目

ララガーデン川口

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