市原市立月出小学校について
市原市立月出小学校は、かつて
千葉県市原市月出に所在した公立小学校です。
2007年3月31日をもって閉校し、その長い歴史に幕を閉じました。この小学校は、市原市南部の加茂地区に位置し、地域に根差した教育活動を展開していました。
概要
月出小学校は、
明治時代初期に開校した、歴史ある小学校でした。平地から離れた集落に位置していたため、児童数の減少が進む中でも、他の小学校との統合は行われませんでした。しかし、
2006年3月31日をもって在校児童数がゼロとなり、休校。翌年の
2007年3月31日に正式に閉校となりました。その後、校舎は「月出工舎」として活用されています。閉校により、児童たちは市原市立白鳥小学校へと編入されました。
沿革
開校から閉校まで
1873年(
明治6年)に、上総国市原郡月出村86番地の仮校舎にて、月出小学校としてその歴史が始まりました。その後、
1890年(
明治33年)には月出字下畑に移転しました。
時代の流れとともに、学校名も変遷を遂げます。
1941年(
昭和16年)には
国民学校令により月出国民学校に、
1947年(
昭和22年)には
学校教育法施行により里見村立月出小学校となりました。同時期には、敷地内に里見村立月出中学校も併設されました。その後、市町村合併などを経て、
1954年(
昭和29年)には加茂村立月出小学校、
1967年(
昭和42年)には現在の校名である市原市立月出小学校に改称しました。
しかし、
2006年(平成18年)には在校児童数がゼロとなり、
2007年(平成19年)
3月31日をもって、134年の歴史に幕を閉じました。
年表
1873年(
明治6年) - 月出小学校開校
1941年(
昭和16年) - 月出国民学校に改称
1947年(
昭和22年)4月1日 - 里見村立月出小学校に改称
1954年(
昭和29年)1月15日 - 加茂村立月出小学校に改称
1967年(
昭和42年)10月1日 - 市原市立月出小学校に改称
2006年(平成18年)
3月31日 - 児童数が0名となり、翌日より休校
2007年(平成19年)
3月31日 - 閉校
校則
校章については詳細な情報が確認できませんでした。
校歌
月出小学校の校歌は、作詞を宗政秀治氏、作曲を斉藤秀雄氏が担当しました。
敷地や建物に関する詳細な情報は、現時点では確認できません。
通学区域
閉校となったため、現在の通学区域は存在しません。
中学校区
月出小学校の生徒が通学していた中学校は、以下の通り変遷しました。
1947年度 -
1954年1月14日:里見村立月出中学校
1954年1月15日 -
1967年3月31日:加茂村立月出中学校
1967年4月1日 -
1967年9月30日:加茂村立加茂中学校
1967年10月1日 -
2007年3月31日:市原市立加茂中学校
アクセス
月出小学校へのアクセスは、以下の駅からの徒歩での移動が考えられます。
上総大久保駅から徒歩約110分
養老渓谷駅から徒歩約140分
これらの情報は、閉校前のものとなります。
脚注
現在、月出小学校の跡地は「月出工舎」として活用されています。
関連項目
加茂村立月出中学校
市原市立白鳥小学校
市原市の小学校一覧