市子と令子

『市子と令子』

概要

『市子と令子』は1967年から1969年にかけてフジテレビ系列で放送された日本のテレビドラマで、全2シリーズがあり、両方ともモノクロで制作されました。放送期間は第1シリーズが1967年10月3日から同年11月28日まで、続く第2シリーズが1968年10月1日から1969年3月25日まででした。放送時間は毎週火曜日の21:00から21:30でした。

このドラマは、短期大学を卒業した後、5年間OLとして働いていた秋田市子と山口令子という二人の親友を中心に展開します。彼女たちは世界の古城を巡る海外旅行を夢見ており、その資金を得るためにOLの職を辞めます。市子は徳川家に、令子は織田家にそれぞれお手伝いさんとして働き始めます。

第1シリーズ

第1シリーズは全8回で放送され、三菱鉛筆の一社提供でありました。このシリーズでは、二人が各々の家庭で直面するドラマが描かれています。最終回では、彼女たちの夢である海外旅行が実現し、待望の冒険が描かれます。

主な出演者

• - 秋田市子（演：梓みちよ）
• - 山口令子（演：十朱幸代）
• - 徳川康雄（演：佐野周二）
• - 徳川慶子（演：馬渕晴子）
• - 徳川吉雄（演：吉原誠利）
• - 織田長子（演：三宅邦子）
• - 織田信彦（演：小坂一也）
• - 秋田辰郎（演：児玉清）

このシリーズの魅力は、友情や夢に向かう姿、そして身近な人々との関係が丁寧に描かれている点にあります。

第2シリーズ

続編の第2シリーズは、10ヶ月後に始まり、新たな展開を見せます。このシーズンでは、市子と令子がそれぞれ小さな飲食店を開くという新たな夢に向かって努力します。市子は日本料理店「竹信」へ、令子は西洋料理店「キッチン・ボースン」へ修業に向かいます。

主な出演者

• - 秋田市子（演：梓みちよ）
• - 山口令子（演：十朱幸代）
• - 山本信太郎（演：松村達雄）
• - 山本信夫（演：高橋長英）
• - 山本勘子（演：馬渕晴子）
• - 上杉健作（演：多々良純）

第2シリーズでも、彼女たちの成長や努力が中心に据えられており、視聴者は彼女たちの夢に共感し、成長を見守ることができます。

制作スタッフ

両シリーズともに、脚本は窪田篤人が手がけ、演出には太地恒夫が関わっています。また、第2シリーズの原作は泉尚子によるものです。

放送の意義

このドラマは、夢を追う若い女性たちを描くことで、当時の価値観や社会の変化を反映した作品として、多くの視聴者に影響を与えました。友情や努力、そして夢の実現といったテーマが、今なお多くの人々に感動を与えています。

もう一度検索