市川と宮嶋

アルバム『市川と宮嶋』の紹介

『市川と宮嶋』は、とんねるずが1989年5月17日にリリースした6枚目のオリジナルアルバムです。この作品は、彼らの当時のマネージャーの名字をタイトルに冠しており、ユニークな個性を示しています。リリース直前から放送を開始したテレビ番組『とんねるずのみなさんのおかげです』のエンディングテーマとして、特に人気が高まった「星降る夜にセレナーデ」が初めて収録されています。この楽曲は、観衆からの強いリクエストを受け、アルバムへの収録が決まったものです。

全体の作曲と編曲を主に後藤次利が担当し、歌詞の多くは作詞家の秋元康と松井五郎が手がけています。とんねるずの音楽的魅力を存分に引き出した、バリエーション豊かな収録曲が揃っているところが本作の特徴です。

収録楽曲の詳細

アルバムには次のような楽曲が収められています。

1. 夜も遅いから
作詞：秋元康
この曲は7分を超える大作で、聴き応えのある内容となっています。

2. 心めぐり
作詞：秋元康
山本コウタローとウィークエンドの「岬めぐり」を参考にしており、エンディングのスケッチとして夫婦コントが展開されます。ただし、後にリリースされたベストアルバムやプロモーション用シングルではカットされています。

3. KATAGI
作詞：秋元康
ダウン・タウン・ブギウギ・バンドのパロディ曲です。

4. ヘッドライトが泣いてる
作詞：松井五郎
夜の情景を情緒豊かに表現した一曲です。

5. 夜におちてBlue
作詞：松井五郎
安全地帯へのオマージュが込められた楽曲で、特に「プルシアンブルーの肖像」や「ワインレッドの心」を意識したメロディが特徴です。

6. Boy海賊になれるかい
作詞：松井五郎
軽快なテンポの楽曲。

7. さよならをちりばめて
作詞：CHIFUMI
コーラスは広谷順子。

8. 律子に乾杯 〜スピーチの代わりに〜
作詞：秋元康
長渕剛のスタイルを模した楽曲で、「乾杯」のメロディに乗せられたユーモラスな内容です。

9. 真夜中を突っ走れ
作詞：松井五郎
スピーディな展開が魅力のトラックです。

10. 18
作詞：石橋貴明
個性的なセンスが光る楽曲。

11. 星降る夜にセレナーデ
作詞：松井五郎、作曲：玉置浩二、編曲：星勝
この曲は、フジテレビの名物番組『とんねるずのみなさんのおかげです』のエンディングテーマとして、多くの人々に親しまれました。

結論

『市川と宮嶋』は、とんねるずのユーモアと音楽の才能が凝縮されたアルバムです。各歌曲が多様なテーマやスタイルを持ちながら、聴く人々に楽しさや感動を与え続けています。

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