市役所前停留場 (鹿児島県)

市役所前停留場について

鹿児島市電の市役所前停留場は、鹿児島市山下町に位置する停留場です。鹿児島市電の1系統と2系統が乗り入れており、市内中心部へのアクセスに便利な場所となっています。

歴史

1914年（大正3年）10月26日：不断光院停留場として開業
1921年（大正10年）頃：桟橋通停留場に改称
年月日不明：休止
1948年（昭和23年）12月28日：営業再開。同時に上町線の起点となる
1956年（昭和31年）5月19日：市役所前停留場に改称
1985年（昭和60年）10月1日：上町線廃止

構造

市役所前停留場は2面2線の相対式ホーム構造です。各ホームは電車が通過しない限り自由に行き来できます。ホームには電車接近表示機とアナウンス設備があり、電車の接近を知らせてくれます。ホームは系統別ではなく、進行方向によって分かれています。

車椅子での利用も可能ですが、電動車椅子はホーム幅が規定に満たないため利用できません。

利用状況

1系統は、天文館、郡元、脇田、谷山方面へ。
2系統は、天文館、鹿児島中央駅、神田（交通局前）、郡元方面へ。
また、1系統、2系統ともに鹿児島駅方面へ運行しています。

上町線について

かつては、当停留場から鹿児島本線をオーバークロスし、清水町停留場までを結ぶ上町線が分岐していました。上町線は、市電2系統として運行されていましたが、国道交通渋滞の緩和策として1985年10月1日に廃止されました。

上町線廃止後は、市役所前停留場を起点・終点として、現在の2系統（鹿児島中央駅前・唐湊経由）が運行していました。1系統（騎射場・南[[鹿児島駅]]前経由）に道を譲るために、市役所前停留場の分岐点の上町線側を少しだけ残し、引込み線として利用していました。

1991年に鹿児島駅前停留場のホームが3線になった際、2系統も鹿児島駅前まで延長され、引込み線は撤去されました。

周辺情報

市役所前停留場は、高台を除いて鹿児島湾や桜島に最も近い市街地に位置しています。周辺には様々な施設があります。

官公庁

鹿児島市役所：本館は国の有形重要文化財に指定されています。
合同庁舎
鹿児島県立図書館
鹿児島県歴史資料センター黎明館：鶴丸城跡に位置しています。
県消費生活センター
東部保健センター
消防会館
県民交流センター・県政記念館：旧鹿児島県庁舎の本館エントランスを移築・改修した建物です。
鹿児島地方検察庁
鹿児島家庭裁判所・鹿児島簡易裁判所併設'>[鹿児島地方裁判所]
NHK鹿児島放送局

企業

港町らしく海運業者を中心に本社が多いです。

いわさきコーポレーション本社
琉球海運鹿児島支店
豊産業本社
和洋折衷の古い建物を現在も改修して使用しています。

公園

みなと大通り公園：みなと大通りのグリーンベルトに設けられた遊歩道風の公園です。ヘンリームーアのオブジェが設置されており、年末にはイルミネーションが有名です。路線バスの折り返し地点・始発としても利用されています。

商業施設

ドルフィンポート
名山堀飲食街

ホテル

アクアガーデンホテル福丸

医療機関

福崎医院
チャイムビル：医院や歯科などが多数入居しています。
国立病院機構鹿児島医療センター：私学校跡に位置しており、周囲の石垣には西南戦争の弾痕が残っています。

その他

鹿児島港：総延長約20kmに及ぶ港の拠点です。桜島フェリーなどの離島航路の旅客ターミナルがあります。
肝付屋敷跡：市役所隣のビルがある場所に位置しています。小松清廉の生家でもあります。

バス路線

市役所前バス停からは、鹿児島交通、鹿児島市営バス、南国交通、JR九州バスが発着しています。

鹿児島市営バス
N32番 (清水・常盤線)
N36番 (吉野(東高校下経由)線)
N36番-2 (吉野(せばる団地経由)線)
N36番-3 (吉野(葛山行き)線)
N41番 (永吉線)
N42番 (葛山線)
N46番 (明和線)
N46番-2 (明和(原良経由)線)
N46番-3 (明和(小野四丁目経由)線)
鹿児島交通
12番 (天保山線)
26番 (唐湊線)
JR九州バス
北薩線：鹿児島駅方面、鹿児島中央駅・薩摩郡山・入来・宮之城方面

隣の停留場

鹿児島市電1系統・2系統
水族館口停留場 - 市役所前停留場 - 朝日通停留場

関連情報

日本の鉄道駅一覧
鹿児島市交通局

市役所前停留場は、鹿児島市の交通網の要衝として、市民生活や観光に重要な役割を果たしています。

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