市橋卓士

市橋 卓士（いちはし たかし）

市橋卓士は、1979年9月5日に徳島県で生まれたボートレーサーです。彼は登録第4063号として、徳島県立鳴門高等学校を卒業後、2000年に競艇界に飛び込みました。身長164cm、血液型はA型、現在は徳島支部に所属しており、86期生の中で活躍しています。

来歴

市橋は2000年4月21日に選手登録を行い、その翌月には鳴門競艇場で一般戦「第30回デイリースポーツ杯」でデビューを果たしましたが、初レースでは5着と悔しいスタートを切ります。しかし、同年7月には若松競艇場での一般戦でデビュー初勝利を収め、彼の名は徐々に広まっていきました。

2003年にはびわこ競艇場でのG3「新鋭戦」に出走し、デビュー初優出を果たします。その後、福岡競艇場での一般戦で初優勝を遂げ、競艇選手としてのキャリアを確かなものとしました。特に、2004年2月にはG1「四国地区選手権」への初出場を果たし、次第にトップレベルの競技者としての地位を築いていきました。

彼の実績は2009年に飛躍的に向上します。この年、鳴門競艇場でのG1「四国地区選手権」でのG1初優出や、SG「総理大臣杯」への初出場など、彼の名はますます高まることとなりました。そして、2009年6月には通算500勝を達成し、偉業を成し遂げます。

2014年にはボートレース常滑での「半田大賞」で10連勝を達成し、その後も数々のレースで優勝を重ねながら、競技者としての成長を見せていきました。2015年のG1「四国地区選手権」では初制覇を成し遂げ、名実ともに一流のレーサーとしての地位を確立しました。

2016年には通算1000勝を達成。2021年にはボートレース鳴門で開催されたG1「大渦大賞」で通算1500勝に達し、さらに彼の名前は競艇の歴史に深く刻まれることとなります。

戦績

市橋卓士は5811回の出走を誇り、その中で1626回の1着、212回の優出、52回の優勝を成し遂げています。SGでの出走回数は160回で、優出は2回を記録。G1では1155回出走し、1回の優勝と13回の優出を達成しています。特筆すべきは、通算勝率6.53や、2連対率47.03、3連対率64.02というデータで、実力派選手としての存在感を示しています。生涯獲得賞金は約6億8千万を超え、その実績は多くのファンに支持されています。

市橋卓士は、今後も多くの競技者やファンに影響を与え続けることでしょう。彼の成長と活躍は、競艇界にとって欠かせない存在であり、今後のレースにも期待が寄せられています。

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