市橋浩治

市橋 浩治について

市橋浩治は1964年2月23日東京都五反田にて生まれました。彼は現在、映画監督や俳優を養成するスクール『ENBUゼミナール』の代表取締役を務めています。

学歴とキャリアの初期

福井県今立郡今立町（現在の越前市今立地区）に生まれ育った市橋は、福井県立武生高等学校を卒業後、神戸大学工学部の電子工学科に進学しました。大学を卒業した彼は、リクルートに入社し、約15年間広告営業の仕事に従事しました。この経験は彼の後のキャリアに大きな影響を与えました。

ENBUゼミナールの設立とプロデューサーとしての活動

2009年、市橋は自身の映画教育への情熱を形にするために、ENBUゼミナールを設立しました。最初のプロデュース作品は岨手由貴子監督による『アンダーウェア・アフェア』です。彼は映画制作を通じて、次世代の監督や俳優の発掘に取り組むことを決意しました。

2011年にはシネマプロジェクトを立ち上げ、若手クリエイターの発掘に力を入れるようになります。このプロジェクトから生まれた大ヒット作品が、『カメラを止めるな!』です。2012年から始まったこのプロジェクトで制作されたこの映画は、特に多くの観客に支持されました。

受賞歴

『カメラを止めるな!』のヒットを受けて、市橋は2018年に監督の上田慎一郎、配給を担当したアスミック・エースの豊島雅郎と共に、新藤兼人賞のプロデューサー賞を受賞しました。翌年、2019年には上田と共にエランドール賞のプロデューサー奨励賞を獲得しています。これらの受賞は、彼の映画制作における影響力を証明するものでした。

プロデュース作品リスト

市橋浩治がプロデュースした映画には、以下の作品があります。

• - モーメント (2013年公開)
• - サッドティー (2014年公開)
• - 夏前。おわり (2014年公開)
• - うるう年の少女 (2014年公開)
• - なけもしないくせに (2016年公開)
• - 退屈な日々にさようならを (2017年公開)
• - きみはなにも悪くないよ (2017年公開)
• - 川越街道 (2018年公開)
• - カメラを止めるな! (2018年公開)

市橋浩治は、若手クリエイターの支援を通じて日本の映画界に貢献しており、その姿勢は今後も注目されています。彼の取り組みは、才能ある映画人たちに新たな道を開く力となるでしょう。

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