市立敦賀病院

市立敦賀病院：地域医療を支える総合病院

福井県敦賀市に位置する市立敦賀病院は、地域住民の健康を支える重要な役割を担う総合病院です。旧国立療養所敦賀病院とは異なる施設として運営されており、地元では「市立敦賀病院」または簡潔に「敦賀病院」と呼ばれています。幅広い診療科と充実した医療設備を備え、多くの患者を受け入れています。

診療科の充実：専門性の高い医療を提供

市立敦賀病院は、複数の診療棟から構成されており、それぞれの棟に様々な診療科が配置されています。

本館診療棟（ひかりのゾーン）では、小児科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、歯科・口腔外科など、幅広い診療科が集中しています。総合案内、会計、薬局もこの棟に設置されており、患者にとって利便性が高い設計となっています。

東診療棟（はなのゾーン）には、内科の各専門分野（一般内科、血液内科、呼吸器内科、腎・高血圧内科、腎透析内科、糖尿病・内分泌内科、膠原病・免疫・アレルギー内科）、神経内科（神経内科系めまい科）、消化器内科、循環器内科（不整脈・ペースメーカー科、循環器科系めまい科）、そして神経科・精神科が配置されています。内科系疾患の包括的な治療体制が整っています。

中央診療棟（みどりのゾーン）は、外科（一般外科、消化器外科、胸部・乳腺・内分泌外科、血管外科）、整形外科、脳神経外科、産婦人科、人工透析室、そして総合検診センター（人間ドック）を擁しています。手術や高度な医療技術を必要とする患者にも対応できる体制が整っています。

北診療棟（うみのゾーン）には、時間外通用口、中央手術室、集中治療室などが設置されています。緊急時にも迅速な対応が可能な体制が確保されています。

アクセス：公共交通機関と自動車の両方でアクセス可能

市立敦賀病院へのアクセスは良好です。公共交通機関を利用する場合は、JR北陸本線・小浜線敦賀駅から敦賀市コミュニティバスに乗車し、約15分、「市立病院前」停留所で下車します。自動車を利用する場合は、北陸自動車道敦賀ICから約10分です。

近隣の医療機関との連携：地域医療ネットワークの一翼を担う

市立敦賀病院は、近隣の医療機関と連携し、地域医療ネットワークを構築しています。必要に応じて、国立病院機構敦賀医療センター、福井県立病院、福井大学医学部付属病院、国立病院機構あわら病院、レイクヒルズ美方病院、公立小浜病院、長浜市立湖北病院などの医療機関と協力することで、より高度な医療を提供する体制を整えています。

まとめ：地域社会に貢献する総合病院

市立敦賀病院は、充実した診療科、高度な医療設備、そして近隣医療機関との連携によって、敦賀市とその周辺地域における医療の中核を担っています。地域住民の健康増進と生活の質の向上に貢献する、重要な医療機関と言えるでしょう。

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