希善龍貴司

希善龍 貴司（きぜんりゅう たかし）

希善龍 貴司（1985年4月30日 - ）は、香川県善通寺市出身の元大相撲力士。木瀬部屋（閉鎖中は北の湖部屋）に所属。本名は亀井 貴司。身長195cm、体重160kg。最高位は東十両11枚目（2013年5月場所）。

来歴

入門前

小学校4年で相撲を始め、小学生横綱に。中学校では柔道部所属ながら相撲大会で優勝。高松南高校では選抜高校相撲大会で個人3位入賞。日本大学では膝の怪我に苦しみながらも、3年次に全国学生相撲個人体重別選手権大会で準優勝、4年次に全日本相撲選手権大会でベスト16に進出した。

入門後

2008年3月場所に木瀬部屋から本名で初土俵。同期には琴勇輝がいる。2008年7月場所と9月場所で連続全勝優勝。同年11月場所に幕下昇進。2009年3月場所は幕下優勝決定トーナメントに出場。2012年5月場所に幕下15枚目以内に昇格。2013年3月場所で幕下優勝を果たし、新十両昇進。四股名を「希善龍」に改名。

十両初昇進後

2013年5月場所で新十両。その後は怪我にも苦しみ、幕下との往復を繰り返す。2014年5月場所に再十両。2015年1月場所に3度目の十両昇進。2015年9月場所は髄膜炎に苦しみ負け越し。2016年7月場所に5度目の十両昇進。2017年1月場所に6度目の十両昇進。同年9月場所に7度目の十両昇進を果たすも、怪我で途中休場。2018年1月場所に8度目の十両昇進。

十両昇進回数記録更新から引退まで

2018年7月場所に9度目の十両昇進。同年9月場所に9度目の幕下陥落。その後は怪我の影響もあり幕下での土俵が続き、2020年7月場所限りで引退。引退後は善通寺市役所職員として勤務し、地元の相撲クラブで指導。

取り口

左上手を取って振り回す相撲が持ち味。上手投げを得意とするが、腰高で受け身の取り口のため突き押しに弱い面もあった。

エピソード

NHKの相撲番組で、元横綱・稀勢の里が気になる力士として希善龍を挙げている。

主な成績

通算成績：296勝276敗5休（73場所）
十両成績：47勝85敗3休（9場所）
幕下優勝：1回（2013年3月場所）
序二段優勝：1回（2008年7月場所）

その他の記録

十両昇進回数：9回（史上1位タイ）
幕下陥落回数：9回（史上1位タイ）
十両在位場所数：9場所（関取として勝ち越しがない力士では史上1位）

改名歴

亀井 貴司（2008年3月場所 - 2013年3月場所）
* 希善龍 貴司（2013年5月場所 - 2020年7月場所）

もう一度検索