常山 (岡山県)

常山について

常山（つねやま）は岡山県の岡山市南区と玉野市にまたがる標高307メートルの山です。この地区では金甲山や怒塚山に次ぎ、児島半島で3番目に高い山として知られています。その特徴的な山の形から、地元では「児島富士」や「角山」という愛称でも親しまれています。山頂には観光スポットとしての魅力も多く、電波塔や玉野市に指定された史跡の常山城跡が存在します。

歴史と観光

常山の山頂には、かつてあった常山城の跡があり、そこからは児島湾干拓地や岡山市街地の美しい景色を一望できます。展望台に立つと、緑豊かな自然や周辺の街並みを楽しむことができ、訪れる人々にとって貴重な体験となるでしょう。

2020年12月、常山の頂上に設置されていたNTT船舶電話用の電波塔が撤去されました。この電波塔は土台兼管理小屋を残す形での撤去でしたが、山頂には十年程前に撤去された赤い鉄塔があったこともあり、常山の風景は少しずつ変わってきています。

自然とアクセス

常山は、自然に囲まれた登山地としても人気があります。登山口までのアクセスは良好で、JR宇野線の常山駅からは徒歩数分で到達可能です。山頂までの道のりは、標準的な登山者であれば約40分程度で楽しめます。登山道は比較的整備されており、初心者でも安心して挑戦することができるでしょう。

特に春になると多くの花々が咲き誇り、訪れる人々を楽しませてくれます。季節ごとに異なる姿を見せてくれる常山は、登山愛好者や観光客にとって新たな発見がある場所です。

周辺の施設

常山の近くには「おかやまファーマーズ・マーケット サウスヴィレッジ」という施設があります。ここでは、新鮮な農産物や地元産のお土産を購入したり楽しんだりすることができ、県の魅力を再発見できるスポットとして人気です。また、玉野自動車教習所も近くにあり、アクセスの良さから多くの人々に利用されています。

常山は、その神秘的な魅力と豊かな自然により、訪れる価値のあるスポットとして位置付けられています。歴史と自然を同時に感じることができるこの山を訪れて、是非その魅力を体感してみてください。

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