常盤橋出入口

常盤橋出入口の概要

常盤橋出入口（ときわばしでいりぐち）は、東京都千代田区に位置していた首都高速道路八重洲線の出入口で、2016年4月1日に閉鎖されました。この出入口は上り線のみが設けられており、汐留JCTから神田橋JCT方面への交通に利用されていました。

かつての運営状況

この出入口は、三菱地所系の「株式会社グランドパーキングセンター」が管理する日本パーキングセンターに直結していました。この駐車場は、日本ビルヂングや朝日生命大手町ビルの地下に位置し、常盤橋出入口と隣接する八重洲出入口は、どちらも一般道への直接の出入りができない特殊な形態をとっていました。

一般道から高速道路に入るためには、日本パーキングセンターの構内を通過する必要があり、そのために最低100円の駐車料金が求められる仕組みでした。出口の標識には「日本パーキングセンター（有料）」と明記されていました。

出入口の料金所では、駐車料金の支払を済ませた上で、首都高速の料金を支払う必要がありました。2009年からは、ETCカードを使っての料金支払いが可能となったものの、駐車料金はETCで清算できないため、全ての車両が料金所で一時停止する必要がありました。

閉鎖の背景

常盤橋地区では再開発プロジェクトが実施され、日本パーキングセンターは一般駐車場としての営業を休止しました。これに伴い、2016年4月1日に常盤橋出入口は閉鎖されました。しかし、正式には「廃止」ではなく「閉鎖」として扱われ、2022年まで首都高公式サイトで本出入口の情報が残っていました。

一方で、首都高の日本橋区間地下化事業の影響を受けて、この出入口を含む数か所は廃止される運命にありました。2022年の料金改定に伴い、常盤橋出入口の情報は正式に削除されました。

接続道路と周辺

常盤橋出入口は、日本パーキングセンターに直結する形で設計されており、他の接続道路は存在しませんでした。周辺には東京駅の日本橋口があり、アクセスの利便性が考慮されていましたが、その後の再開発により周囲の多くの建物が取り壊されました。

具体的には、以下の建物が存在しておらず、再開発の影響を色濃く反映しています：

• - JXビル
• - 大和呉服橋ビル
• - 日本ビルヂング
• - 朝日生命大手町ビル

この出入口は、今後の都市計画にも影響を与え、地域の交通環境の整備に寄与することが期待されていましたが、閉鎖に至りました。首都高速八重洲線の一部を担っていた常盤橋出入口の話は、今では過去のものとなっています。

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