平安山裕子

平安山 裕子のプロフィール

平安山裕子（へんざん ゆうこ）は、1987年4月6日生まれの日本の女子プロボクサーで、沖縄県那覇市を拠点にしています。彼女は平仲ボクシングスクールジムに所属しており、プロボクシング界での戦績は、24戦8勝（2KO）12敗4分となっています。また、彼女は第5代OPBF東洋太平洋女子バンタム級王者に輝いた経歴を持っています。

ボクシングを始めるきっかけ

裕子は、21歳の時にダイエットの一環としてボクシングを始めました。ファミリーマートでの店員としての仕事をしながら、ボクシングに触れる機会を得た彼女は、プロ志望のジム仲間とのスパーリングで大きな打撃を受け、自身の向上心に火がつきます。「もっと強くなりたい」との思いからプロボクサーを目指すことになりました。

キャリアのスタート

2010年2月7日、裕子は福岡市九電記念体育館で山田紗暉とのデビュー戦に臨みましたが、判定負けを喫しました。初めての試合での敗北は彼女にとって大きな試練でしたが、その後の成長のきっかけにもなりました。

2012年2月21日には、東京の後楽園ホールにて半谷美里との試合で4回TKO勝利を収め、プロとして初の勝利を経験しました。しかし、同年11月26日には、再び後楽園ホールで氷室笑香に判定負けし、試合からしばらく遠ざかることとなります。

復帰とさらなる挑戦

2015年4月29日、裕子は鹿児島オロシティホールでの福田香奈戦で2年5ヶ月ぶりに復帰しましたが、試合は引き分けに終わりました。しかし同年11月15日、地元豊見城市民体育館で藤原芽子との試合で判定勝ちを収め、約3年9ヶ月ぶりの勝利を手にしました。

2016年3月13日、再び豊見城市民体育館で吉田実代と対戦しましたが、判定で敗北。その後、2017年には田中智沙に判定勝利を収め、B級昇格を果たします。同年5月21日には、琉球大学第一体育館でのNadya Nakhoirとの6回戦でもTKO勝ちを収め、盛り上がりを見せました。

タイトル獲得と挑戦

2018年11月にはフィリピンでファナルック・コンサングとのOPBF東洋太平洋女子バンタム級王座決定戦を行いましたが、試合は引き分けに終わりタイトル獲得は叶いませんでした。しかし、翌年4月8日には再戦で3-0判定勝利を収め、念願のタイトルをついに獲得しました。

その後、同年8月には王座の防衛戦が予定されるも、王座を返上し、殷梵とのWBOアジア太平洋王座決定戦に挑みますが、惜しくも判定で敗北しました。12月にはシャルシリ・ローンムアンタイに勝利し、復調を見せました。

近年の戦績

2019年以降も裕子は試合を重ね、判定勝ちと負けを繰り返しました。特に2021年6月7日には日本女子バンタム級王座決定戦で負傷判定負けとなり、2022年4月にはWBO女子アジア太平洋バンタム級王座決定戦で赤林檎と対戦しましたが、こちらでも失敗に終わりました。

結び

平安山裕子は、数々の試練を乗り越えながらも強くしなやかな姿勢でボクシングの世界に挑んでいます。彼女のキャリアや成長の過程は、ボクシング界においても大きな影響を与える存在となっています。このように多くの経験を積んできた彼女の今後の活躍にも注目です。

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