山田紗暉

山田 紗暉のプロフィール

山田 紗暉（やまだ さき、1992年8月20日生まれ）は、日本の元プロボクサーであり、キックボクサーとしても名を馳せた女性です。彼女は福岡県飯塚市で生まれ、前原市（現在の糸島市）で育ちました。博多協栄ボクシングジムに所属しており、スーパーバンタム級での活躍が特に知られています。彼女の妹・真子もプロボクサーであり、二人は「福岡の女版亀田兄弟」として親しまれています。さらに、兄は音楽活動を行うバンドマンです。現在はフォアザグラウンドとマネジメント契約を結んでいます。

来歴

山田は小学校の頃から父の指導の下で格闘技に励み、空手やテコンドー、キックボクシング、そして総合格闘技など、幅広いジャンルで多くのタイトルを獲得しました。彼女の格闘技キャリアは、2007年5月20日にJ-NETWORKに初参戦したことで本格的に始まります。この試合では、神村江里加と引き分けました。

同年11月には中学女子最強決定トーナメントに出場し、陣内まどかと対戦しましたが、残念ながら判定負けを喫しました。これをきっかけに、彼女はボクシングに焦点をあてることを決意し、2008年にフジタボクシングジムへと移籍しました。地元の興行でエキシビションをこなしながら、全国U-15ジュニアボクシング大会西部予選では見事1回KO勝利を上げ、将来への期待が高まりました。

2009年の8月20日、山田は17歳でプロテストに合格し、当時最年少プロボクサーとしての記録を樹立しました。10月18日には福岡県立久留米体育館にて、竹内久子とのプロデビューが予定されましたが、竹内が負傷したため上村里子とのエキシビションに変更。2010年2月7日には、福岡市九電記念体育館にて女子選手としては最年少となる17歳5か月で正式にプロデビューし、平安山裕子に判定勝利を収めました。

2011年8月28日、大阪で行われた試合では東洋太平洋ランカーの三好喜美佳に判定勝利を収め、名を知られる存在となりました。翌年の2012年1月には博多協栄ジムに移籍し、同年3月には妹の真子もJBCプロテストに合格、これにより日本初の姉妹プロボクサー誕生を果たしました。

2012年9月30日には福岡市九電記念体育館で初の姉妹揃い踏みが実現。自身初の6回戦でカイ・ジョンソンと対戦しましたが引き分けに終わり、デビューからの連勝は5でストップしました。12月9日には糸島市伊都文化会館にて、ジュプジャン・シットサイトーンとの試合で三者フルマークの判定勝利を喜びました。

しかし、2013年9月30日には、後楽園ホールで勝又ジムの選手、ハニー・カツマタと対戦し、4回TKOでプロボクシングにおける初黒星を喫しました。2014年には妹と共にWBO世界王座を獲得し、山田はこのシーンを持って現役を引退しました。

現在

引退後は、地元の糸島で「ボクシング・キックボクシングジム KING BOX」のトレーナーとして活躍しています。彼女は自らの経験を生かし、後進の指導に当たることで、地域のスポーツ振興にも貢献しています。

戦績

• - プロボクシング: 8戦 6勝 2KO 1分け 1敗

山田紗暉は、その彩り豊かな競技人生を経て、現在も格闘技の世界で強い影響を持っています。彼女の今後の活動にも注目が集まっています。

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