平泉バイパス

平泉バイパス

平泉バイパスは、岩手県西磐井郡平泉町を通る国道4号のバイパス道路です。平泉町内の国道4号現道は道幅が狭く、特に藤原まつり開催時には交通渋滞が深刻化していました。この問題を解消するため、1981年からバイパス事業が開始されました。

概要

起点: 西磐井郡平泉町平泉字高田（スーパーセンター平泉前）
終点: 西磐井郡平泉町平泉字森下（岩手県道37号花巻平泉線、岩手県道237号長坂束稲前沢線との交点）
延長: 5.8km
規格: 第3種第1級
幅員:
26.0(25.0)m（車道3.5m×4車線、路肩1.5m×両側、歩道3.5(3.0)m×両側）
13.5(13.0)m（車道3.5m×暫定2車線、路肩1.5m×片側、歩道3.5(3.0)m×片側）

歴史

1984年9月に着工し、1999年11月に南半分が暫定2車線で供用開始されました。北半分は、柳之御所遺跡の世界遺産登録に伴う調査のためルート変更を余儀なくされ、北上川沿いにルートが変更されました。当初は2007年度に全線開通予定でしたが、工事の遅れと予算不足により1年延期され、2008年8月5日に全線開通しました。

特徴

平泉バイパスの北半分は、世界遺産に登録された平泉史跡群を構成する「柳之御所遺跡」の景観保護のため、道路両側に盛土をして半地下状態にするなど、景観に配慮した構造となっています。また、信号機も濃い茶色のデザインアームLED式を採用し、制御線も全て地中配線されています。

開通後の変化

平泉バイパスの開通により、国道4号の交通渋滞が緩和され、平泉町の観光客の増加に貢献しました。また、旧道区間は2015年4月1日付けで国道指定を外れ、岩手県道300号三日町瀬原線へ移管されました。

周辺

東北本線
平泉南跨線橋
太田川
新太田川橋
衣川
新衣川橋
平泉北跨線橋

交通量

2005年度（平成17年度道路交通センサス）

平日24時間交通量: 20,486台（西磐井郡平泉町祇園）

関連情報

岩手河川国道事務所
* 平成18年度 岩手河川国道事務所 事業概要

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