平湯大滝
平湯大滝
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯にある平湯大滝は、落差64m、幅約6mを誇る名瀑で、「日本の滝百選」および「岐阜県の名水50選」に選定されています。新緑や紅葉の季節には、特に美しい景観が楽しめ、多くの観光客が訪れます。奥飛騨温泉郷の紅葉は「飛騨・美濃紅葉三十三選」にも選ばれており、周辺地域一帯が美しい色彩に染まります。
冬季の氷瀑とライトアップ
冬の厳冬期には滝全体が凍結し、迫力ある氷瀑へと姿を変えます。毎年2月には「平湯大滝結氷まつり」が開催され、ライトアップされた氷瀑は幻想的な雰囲気を醸し出します。夜空に打ち上げられる花火と氷の芸術のコントラストは、訪れる人々を魅了します。
平湯温泉の伝説
戦国時代には、武田信玄の家臣である山県昌景の軍勢が飛騨攻めの際に、峠越えの疲労と硫黄岳の毒ガスによって疲弊しました。その際、一匹の白猿が温泉の存在を教え、兵士たちは温泉に入ることで疲労を回復したという伝説が残っています。この温泉が現在の平湯温泉であると伝えられています。
アクセスと周辺施設
平湯大滝は、高原川（神通川の支流）の上流、大滝川に位置しています。2004年（平成16年）には、周辺が奥飛騨平湯大滝公園として整備され、有料駐車場や足湯、蕎麦打ち体験館などの施設が設けられました。平湯大滝公園から平湯大滝までは約0.7km（徒歩約12分）の距離があり、無料シャトルバスも運行しています。なお、平湯大滝公園は2016年11月1日から休館していますが、平湯大滝自体は観覧可能です。
交通アクセス
- - 自動車: 中部縦貫自動車道（安房峠道路）平湯ICから国道158号を経由。
- - 駐車場: 平湯大滝公園または平湯温泉、平湯バスターミナルを利用。
- - 公共交通機関: 平湯バスターミナルから徒歩約25分、または濃飛バス「平湯キャンプ場前（平湯温泉スキー場）」停留所から徒歩約15分。
イベント情報
外部リンク
平湯大滝は、自然の美しさと歴史が織りなす魅力的な観光スポットです。四季折々の風景を楽しみながら、温泉と滝を満喫してみてはいかがでしょうか。
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