平田典靖

平田典靖のプロフィール

平田典靖（ひらた のりやす）は、1983年11月17日に富山県東礪波郡利賀村（現在の南砺市）で誕生したバドミントン選手です。彼は日本代表ナショナルチームに選出され、国内外で多くの成果を上げています。教育背景としては、富山県南砺市立利賀中学校、富山県立高岡工芸高等学校、そして日本体育大学を卒業しています。

経歴

平田選手は小学校時代は野球に情熱を注いでいましたが、中学進学時にはバドミントン部のある小規模な学校に通い、バドミントンに転向しました。中学3年生では県大会シングルスで優勝し、その才能が光りました。

高校ではダブルスで活躍し、特に前衛としての技術を磨きました。高校2年生時には米隆夫選手とペアを組み、インターハイで第3位を獲得。また、選抜大会では劉志遠選手との組み合わせで全国優勝を果たしました。

大学では日本体育大学に進学し、4年生でキャプテンに就任。インカレ団体戦や男子ダブルスでの優勝に貢献し、彼の競技生活はますます充実したものとなりました。卒業後はトナミ運輸に籍を置き、全日本実業団選手権や日本リーグでの優勝に寄与しましたが、2012年のロンドンオリンピックでは僅かの差で出場を逃すことになりました。その後、2016年のリオデジャネイロオリンピック出場を目指して世界ランキング19位まで昇進しましたが、代表を辞退したことが発表されました。

主な成績

国内大会

• - 2009年：全日本総合バドミントン選手権男子ダブルス・混合ダブルス共に優勝
• - 2010年：全日本総合バドミントン選手権男子ダブルス・混合ダブルスで優勝
• - 2011年：男子ダブルス優勝
• - 2012年：男子ダブルス準優勝
• - 2013年：男子ダブルス準優勝、全日本社会人選手権男子ダブルス優勝
• - 2014年：男子ダブルス準優勝
• - 2015年：男子ダブルスベスト8

国際大会

• - 2009年：ニュージーランド・オープン男子ダブルス準優勝
• - 2011年：インド・オープン男子ダブルスで日本代表として初のスーパーシリーズ優勝
• - 2012年：マレーシア・オープン男子ダブルスベスト4
• - 2014年：トマス杯優勝

主に男子ダブルスでは橋本博且選手とのペアで、混合ダブルスでは前田美順選手とのコンビネーションによって成果を上げてきました。

プレイスタイル

平田選手の男子ダブルスにおけるプレイスタイルは非常に攻撃的で、前衛としての役割を十分に活かしています。ネット前でのシャトルの捌きや、相手のショットを巧みにカットする技術に長けています。彼はベストパートナーの橋本選手と共に、前衛と後衛の役割を明確に分けた攻撃パターンを持ち、基本的には平田が前衛でチャンスメイクし、橋本が後衛からスマッシュを繰り出す形が基本となっています。

また、今の男子ダブルスでは主流のノーロブ戦法を採用し、ドライブやプッシュ、ヘアピンを使った低空攻撃戦を得意としています。混合ダブルスではオーソドックスな形を取りつつ、コート全体を使ってのプレイが特に印象的です。

このような多彩な技術と戦略を駆使する平田典靖選手は、今後もバドミントン界でのさらなる活躍が期待されています。

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