平野隆

平野 隆（ひらの たかし）について

平野隆は、TBSテレビでエキスパート職（役職待遇）を務める映画プロデューサーおよび映画監督です。近年ではTBSスパークルエンタテインメントのドラマ映画部エグゼクティブクリエイターとしての役割も果たしています。

来歴

平野は大分県竹田市に生まれ、地元の大分県立大分上野丘高等学校を卒業後、一橋大学に進学しました。大学卒業後の1991年にTBSに入社し、同期にはアナウンサーの安東弘樹や秋沢淳子、報道部門において活躍する武田一顯や竹内明などがいます。入社時、TBSは筆記体ロゴの使用を終えようとしており、平野はこの時期にTBSに加わった最後のメンバーの一人です。

入社後の最初の4年間はテレビドラマの制作に従事し、その後1996年に映像事業センターへ異動してからは映画製作に専念することになります。上司の濱名一哉からの指導を受けつつ、映画制作のノウハウを学び、映画事業部の礎を築くに至ります。平野は映画事業部次長を経て、担当部長・企画統括、エキスパート職（部長・局次長・局長待遇）を歴任し、2022年7月から現在の役職に就いています。

主な作品

平野が関与した作品は非常に多岐に渡ります。彼はプロデューサーとして、以下のような映画に携わっています：

• - 『虹をつかむ男 南国奮斗篇』（1997年、山田洋次監督）
• - 『アンドロメディア』（1997年、三池崇史監督）
• - 『ドリームメーカー』（1999年、菅原浩志監督）
• - 『ドラゴンヘッド』（2003年、飯田譲治監督）
• - 『下妻物語』（2004年、中島哲也監督）
• - 『感染列島』（2009年、瀬々敬久監督）
• - 『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』（2017年、河合勇人監督）
• - 『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜ファイナル』（2021年、河合勇人監督）

平野はまた、企画プロデューサーとしても数多くの作品に携わっており、その中には『アントキノイノチ』や『ニセコイ』などが含まれます。さらに、エグゼクティブプロデューサーとしての役割も担い、映画『ゼブラーマン』や『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』などの作品にも関与しています。

映画監督としての業績

平野は映画監督としての活動も行っており、特に『アンドロメディア プロローグ・テール』や『KAPPEI カッペイ』のような作品を手がけています。その作品は、国内外の映画祭でも評価され、受賞歴も有しています。2022年には、『KAPPEI』が第38回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で最優秀作品賞を受賞しました。

結論

平野隆は、テレビドラマから映画制作において多岐にわたる経験を持つプロフェッショナルです。彼の制作した数々の作品は、日本の映画界において重要な位置を占めており、今後の活動にも期待が高まります。彼の作品を通じて、多くの人々に感動や楽しみを提供し続けていることでしょう。

もう一度検索